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コンサートチケットの高額転売に音楽業界・多数のアーティストらが反対声明/少数派

2016年10月11日 | スポーツ・文化
Nminoritytp 少数派シリーズ/スポーツ・文化
コンサートチケットの高額転売に音楽業界・多数のアーティストらが反対声明

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■定価12,000円のチケットに最大40万円以上の値が付いた
コンサートチケットの転売サイトが蔓延り、定価12,000円の券に最大40万円以上の値が付けられたことがあるそうです。最近、多くのファンから、チケットが正規の値段で入らない不満が寄せられていました。そこで業を煮やした日本音楽制作者連盟など音楽業界4団体と、安室奈美恵・嵐・いきものがかり・坂本龍一・サザン・ドリカム・松任谷由実ら、現在172組のアーティスト達が、転売サイトによるチケット高額転売に反対する声明を出しました。一般紙にも全面広告で、『私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します』と名を連ねています。

40万円で売れれば、差額が当初買った人間に転がります。転売サイトの運営者も、取引価格の数%の手数料でも、年間に総額数億円規模の利益になっているそうです。チケットが組織的な少数の人達に買い占められている現状に、音楽団体は「本当に欲しがっている数多くのファンの手に入らない」 「コンサートに行く機会を奪っている」と強い憤りを見せています。ところであなたもコンサート会場の周辺で、ダフ屋から“だみ声”で「券あるよ、券あるよ」と声を掛けられたことがあるのではないでしょうか? 当然、ダフ屋行為は、迷惑行為防止条例で禁止されています。しかし条例は転売サイトを想定しておらず、適用できるかの議論もあまり進んでいないのが現状です。

■高額転売チケットを買うために若い年齢層が悪事に手を染める懸念
価格は需要と供給のバランスで決まるのだから、人気チケットの高騰は当然の意見も存在します。ファンの一部には、正規の値段で手に入らないから転売チケットも仕方ないという人もいます。しかし関係弁護士は、転売チケットを買えばますます利益目的だけの業者や個人を潤すことになり、さらに高額転売を加速させる悪循環になると指摘します。またチケットの正規価格は、若年層が対象なコンサートは廉価に設定します。こうした音楽業界の配慮もむなしく高額転売されれば、チケットを手に入れたいがために10代・20代の若い年齢層が、悪事に手を染める懸念が強いとも言います。

高額転売されたチケットかどうかを、コンサート主催者が見極める技術はあるそうです。しかし煩雑な手間が掛かり、転売業者へは法律の壁(法令未整備)が立ちはだかります。だからといって転売券を買った一般客側を、当日、入口から追い返すことは本末転倒であり、踏み切れないようです。私も仕事の都合や体調によって、職場の仲間や知人に無料進呈して無理やりに行ってもらったことがかなりあります。時には相手が見つからず、泣く泣く捨てたことも。こうしたケースに、純粋に救済のための「“善意”の買取転売システム(サイト)」なら、ファン同士が助かり喜ばれます。声明はこうしたことを考慮し、全ての転売を拒否するものではありません。当面は法的措置も含め、主催者と転売者の争いが続くでしょう。主催者も観客もお互いに助かる、「善意の2次流通マーケット」の構築が急がれます。

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