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豊洲新市場1・まずは明治政府海軍発祥の地だった築地の生い立ちから説明/少数派

2016年10月17日 | 環境・気象・暦
Nminoritytp 少数派シリーズ/環境・気象・暦
豊洲新市場1・まずは明治政府海軍発祥の地だった築地の生い立ちから説明

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当ブログと同じ運営人の「食品のカラクリと食べ物語ブログ」の両方で
ほぼ同一の内容を投稿しております。


■有害物質が充満する中、「豊洲直送の鮮魚」と言われても食べたくない!
豊洲新市場の有害物質の発生について、今年、築地からの移転予定の際に初めて知った都民が多く残念に思いました。当ブログと同じ運営人の「食品のカラクリと食べ物語ブログ」魚が枯渇・絶滅する日シリーズ(下記リンク)では、2013年の時点で、有害物質で発ガン性が高いベンゼンが環境基準の43,000倍、シアン化合物が860倍、ヒ素49倍、水銀24倍などが地中から出てきた投稿をしておりました。実はそれ以前から新聞記事などをストックし、豊洲はかなり危険だとして移転に反対しておりました。都議会野党や市民団体も、2000年初頭から移転反対の行動を続けていたのです。移転に賛成した自民党・公明党は、あたかもこの危険性を初めて知ったような言動を繰り返すのは責任逃れです。

2001年・石原都知事が、豊洲に移転を発表しました。その後押しをしたのが、両党です。一方、当時から共産党を始め野党が、豊洲には高濃度な有害物質が蓄積されていることから、何度も都議会の場で移転反対を主張していました。「築地直送の鮮魚」と言えば、新鮮・美味しそうに思えます。未だに有害物質が多発している豊洲を知れば、「豊洲直送の鮮魚」と言われても食べたくないでしょう。5,884億円を要した設備でも、率直なところ「安全・安心」が得られない以上、豊洲に移転すべきではないと考えます。詳細な現状は新聞・TV等でご存じと思いますので、別の視点から“掘り下げ”ます。築地・豊洲の生い立ち、豊洲を選んだ過ちの過程、豊洲そのものの危険性、大手ゼネコンとの官製談合・癒着などをお伝えします。

■明治の頃の築地は粋な軍人・お洒落な外国人が颯爽と歩くモダンな街だった
23ヘクタールある現在の築地は、明暦の大火の翌年・1658年に作られた埋め立て地でした。築地という言葉自体が、海や沼を埋め立てた土地を表すものです。現在の築地本願寺から築地市場一体の規模があり、江戸中期は松平定信別邸の大庭園でした。そして歴史は下り、幕末の黒船来航に慌てた幕府は、この地ににわか仕立ての幕府海軍を作りました。明治政府になっても、1871(M4)年、そのまま海軍省が置かれました。東京湾に臨む隅田川の河口にあり、何もない埋立地と海に近く良い地理的条件から、近代日本の「軍港」として使われるようになりました。敷地内には、海軍兵学校・海軍大学校・海軍医学校などが作られ、築地は「海軍発祥の地」なのです。

現在でも、築地市場の北西側を走る新大橋通りの向う側、朝日新聞本社の隣には海上保安庁・海洋情報部が置かれています。明治や戦前の旧海軍省・水路部の頃から続けられている「海図」(水深・海底地質データ)作成、海流・潮流などの調査をしています。また築地市場の北隣・聖路加病院(ツインタワー)がある辺りの明石町は、明治時代、超ハイカラだったそうです。外国人居留地が置かれ、築地異人館・教会も建てられていました。今日、全国に数々あるミッションスクール、その大本・発祥の地が明石町だったのです。今でもこの辺りは、“異国”の雰囲気が感じられます。今でこそ築地と言えば刺身などの鮮魚、卸売り・仲卸し・場外市場がにぎわう街ですが、明治の頃は粋な軍人、お洒落な外国人が颯爽と歩くモダンな街だったのです。

■1935(S10)年、日本橋から現在の築地に移転
江戸時代は東京湾沿岸の漁師、千葉からは特別仕立ての“快速舟”が造られ、獲れ立ての魚が幕府に献上されました。残りの魚が日本橋で庶民に売られ、それが江戸の魚市場の成り立ちです。大正時代になり日本橋市場も手狭になり、今で言う中央卸売市場の計画を模索中に、1923(T12)関東大震災が起こりました。東京市は築地の海軍省から、一部の用地を借りて仮設の市場を開いたのです。その後、順次、拡張し1935(S10)年に今日の築地市場が建てられました。それ以降は、当シリーズの既稿をご覧下さい。築地の魚河岸の方々は、築地に対して並々ならぬ強い思い入れがあります。親の代以前から苦労を背負い、また聞かされてきたのでしょう。それを役人の都合によって、まして有害物質が充満する豊洲に行ける訳がないでしょ!こんな豊洲という土地を選んだ役人は、罪深いと思います。

Sankoua_2 同じ管理人の「食品のカラクリと食べ物語ブログ」
魚が枯渇・絶滅する日シリーズ 江戸前から繋がる世界の海(目次R1-6~11)

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