Now Know No Limits.

なののり。日々のしょうもない書き散らし。

radius!

2010-08-01 10:03:44 | 書き散らし
写真はフィラデルフィアのダウンタウンでけっこう見かけた女の子の落書きというか張り紙.
交通標識のポールとか,ゴミ箱とかそういう奴に貼ってあるアレである.radius!

某米国学会の第52回年次大会なんてものに参加するために2週間ほど米国に行っていました.
がんばってググると本名がおおっぴらになるが,調子に乗ってtwitterでさらしてしまったのでこの際気にしないことにする.
そもそもこのような場末の書き散らしに興味を持つ人間はおおかた身内に決まっている.

閑話休題.

実のところ,物心ついてから航空機に乗ったのは今年2月の大分での国際会議が初であり,そんな具合であるからして海外旅行も初であった.
2月に国内線へ搭乗したときにびびるかと思いきや,案外平気だった.今回は行きはほぼ爆睡,帰りは時差ボケ対策も兼ねて国際線はずっと起きていて,小ッさいDSTN液晶で映画見たり,ビール頼んで顔真っ赤にしたりしていた.私は航空機は大丈夫らしい.
エコノミークラスもまぁ,許せる.もう少し歳をとるまではなんとかいけるだろう.

では,海外旅行そのものはどうだったかというと,結構やばいんじゃないのか,と思っていた.もうそりゃ地球の歩き方とか買ってしまった.買って放置していた.
行きは爆睡していたので,税関申告書を配りに来たキャビンアテンダントに「いらん」と寝ぼけた頭で答え,答えた後で,あれ?いるんじゃね?書いてねえよ?入国審査でいるんじゃね?と確認のためにようやくページをくくるような有様である.……いるじゃん.
税関申告書はCAに改めてもらいにいった.ごめんね ANA のねーちゃん.

成田からシカゴへの便はほとんどが日本人である.ずらずらと入国審査に並ぶわけで,前の方々を観察してだいたいの流れを確認したりしていた.問題は何を聞かれてどう答えるか,だ.
割とすんなり私の順番がやってきて,パスポートと申告書だったかを出したり,指紋採って顔写真撮って,審査官が画面で何やら(たぶんESTA)を確認して,フフヒッって感じで笑って,

――フフヒッって感じで笑って――

いや,待てよ!
何だよその笑いは!

思わず聞いてしまった.「何?」って.しかして,スルーする職員.
しかも「行っていいよ!」って俺,何も聞かれてないんだけど,いいの?目的とか行き先とか聞かなくていいの?
まぁ,私は実は国賓級のVIP扱いだからいらないんだけどね.嘘だけど.

そんな感じでアメリカの地を踏んだ.そんなんでいいのか,という疑問しかない.のっけからアメリカの適当さを垣間見た.

目的地であるフィラデルフィアまでは米国の国内線を使ったが,着いた先でサンダーストームに見舞われ,いきなり1時間ほど機内に閉じ込められた.でもまぁ,そんなもん.
あとは Regional rail というローカル線で市内中心部まで移動してチェックイン.

翌日(7/15)は市内をぶらぶらして美術館いって後期ルノワール展を見て,翌々日はニューヨークまで足を伸ばして,翌々翌日はワシントンDCに足を伸ばして,ぶらぶらしてきた.
NYもDCもノープランでの小旅行であり(そもそも行くことを決定したのが米国に着いてから.)あまり施設等には訪れないあたり,やる気のない観光ではあるが,一応出張なので遊びすぎではある.




  

左から順にradius!の女の子,フィラデルフィアの市庁舎,言わずとしれたでっかいフィギュア,ウィスキーホテル,デラウェア川から見たフィラデルフィア中心部.たぶん時系列順.


次の日,7/18 は学会初日であり,私の出番がある日である.名目上は違うが,このために来たと行っても過言ではない.

あれ,そういえば,私,発表時間に収まって話し終えた記憶がないんだが.
なんだか日本では「発表日までに数日余裕があるから,そこで詰められますかね」とか話していた気がするのだが,ぜんぜんそんなことしてない.
でもDC歩き回って疲れたし,まぁいいか寝るか.何せスミソニアンやら官公庁やらその他の観光にうってつけな施設群にひとつも入らずにバス乗ってぐーるぐるしてるか歩き回ったからな!日焼けしたしな!
発表が夕方からだったので,午前中に確認しておけばオーケーだよね,という感じで解散.まじで就寝.

翌朝から,適当に見直しして,適当に手直ししておしまい.なんてやる気のない発表だ,と思われるかもしれないが,言い訳をすれば,そもそも今回の口頭発表は持ち時間が短すぎるのである.
発表する内容は日本語でやるとして,「工学系」の皆さんにご理解いただくために20分は欲しいというところである.これを「医学系」の皆々様相手に持ち時間7分+質疑応答3分でやれと言われた.出来るかヨ!

* * *

この7分には実は更なる恨み言があって,アメリカの適当なところにやられたところでもある.当初は8分だったと通知されたのだ.
基本的にスライド1枚につき1分使うと考えて良い.もろもろすっ飛ばせるところを考慮してもせいぜい1.5枚/1分である.8分なら12枚.ところが7分だと切り捨てで10枚.

今回,通るとは思えないが,どうせならと同期と一緒に若手研究者のコンペティションに応募していた.メールで採否通知が来て,オーラルで通っていた.同期はポスターである.
一応,この分野では厳しい方の国際会議らしく,国内の研究者の皆様も軒並みポスターという業界である.
タイトルの時点で文法間違っていたりで赤面ものなのだが,オーラル・持ち時間8分で通ったから,まぁ良かった良かったと思っていたら,一週間後くらいに確認しなおしたら変わっていた.

「おめー,喜べよ? アァ? おめーのは198件中,上位10件に選ばれたかンな!」
「7分やンから,そこんとこォよろしくぅー!あ,質疑応答は3分間な!3分間!」
「あと,おめーが本当に学生かどうか手紙かファックスでウチん事務所に送れや!」

ってな文面に変わっていた.
何かの間違いかと思った.メールで変更された旨,通知もされてない.
数日後にプログラムが発表された.マジだった.しかも,10名じゃないし.12名になってるし.

* * *

というわけで,衆人環視のなか(当該時間帯はこのシンポジウムがメーンイベントなものでかなりの人数が集中した.
分かる人だけ分かる説明なら,某高専中央ホールを二倍強にした会場にイスがざらーっとあって6-7割人で埋まっている感じ.),でかいスクリーンを二つ使って発表してきましたともさ.指導教員は発表は良かったと言ってくれた,しかして,質疑応答はさんざんだった.
なんせ聞き取れないもんだから,

質問者「ひとつ目の質問はほげらほげほげほげー! ふたつ目はほげらほげほげほげほげーっ!だー!」
私「もっかい言ってもらえます?」(二,三の単語を除いて聞き取れていない)
質問者「ほげらほげほげほげー! ほげーっ! ほげーっ!」
私「あー,○○ってことですか? あと1つ目の質問は……?」(ひとつ目の質問の重要な単語をようやく拾う.でも主旨はわからん)
質問者「ほげらほげほげほげらほげー!」(ひとつめの質問をあきらめ,ふたつ目にフォーカス)
私「○○なら××を使いましたが……」
質問者「ほげほげーほげらほげほげほげほげ-!」
司会者「Thank you」(打ち切りのお知らせ,gakyo先生の次回作にご期待ください!)

こんな具合.後々,このときの様子を見ていた諸先生方曰く,質問者の方の英語はかなり聞き取りづらいものであったらしい.英語圏への長期滞在経験ありの日本人2名とインド人が同じように言うのだから,たぶんそうなんだろう.

では,その他の場面でコミュニケーションとれたかというとそういうわけではなく,私の言っていることは分かってもらえた(≒私が明らかにミスっているという場合を除いて聞き返されたことは無かった)が,せっかく応答してくれているのに私がほとんど聞き取れない,という状況が多発した.要するにヒアリング能力に難あり,ということが明らかとなったのだった.
レジのおばちゃんとかが親切心で何か言ってくれてても,わからんかったよ.

* * *

そんなこんなでメインイベントである自分の発表はなんとか終え,あとは残り4日間は学会に参加したり,共同研究先の企業相手にまた発表したり,とかそんな感じであった.
ちなみに同行していた指導教員と同期1名は学会最終日朝に帰国の途についた.以降は単独滞在である.
学会終わった後はちまちまとプログラミング演習的なことをやっていた.
とはいえ,一日目は休みたかったので,ほとんど寝て過ごしてテレビばかり見ていた(土日なかったからね).そこまで面白い番組はやってないんだけれど,専門チャンネルが多いから,まー,これなら見てもいいかー,というのは見つかる感じだった.間違いなく仙台よりはましである.
その他の暇つぶしといえば,次の日は割とすぐ近くの州境まで歩いていって川渡って戦艦見てきたりした.二次大戦型の戦艦を近代化して80年代まで使っていたというのだから,アメリカさんパネェっす.
更に翌日は市の中心部うろうろして向こうのツタヤみたいなところを冷やかしたりした.していたら,愛飲しているタバコを無くした.今回の出張で一番がっくり来た.ひとつしか持って行っていなかったのだ.

タバコといえば,どこそこの建物から6フィート以内は禁煙!とかそういうのはあるのだが,結構歩きタバコとかしている奴らがいる.
あとは灰皿のあたりでそれなりに喫煙者を見ることができた.5年くらい前の日本ってところか.
私もハイライトを無くすまでは適当に灰皿がある外ですぱすぱやっていた.この際にホームレスらしき方々にたかられること6回,気さくなgakyoさんは全て答えて,プレゼントしてやってたさ.一対一で相手がやばそうなのでなければ割と大丈夫だ.

翌々日はようやく出国.フィラデルフィア空港着いて,シカゴ空港着いて,シカゴ空港のターミナルで1時間ほど時間が違うことに気がついて慌てたり,

おィイ,一つだけ電光掲示板の時間がサマータイムになってねーじゃねーかよ!

って大丈夫じゃんってなったりしてANAに乗り込んで終わり.CAが日本語通じるのがありがたいね.
帰りの機内は前席の中国人家族がうろうろするので,ちょっと面倒であった.いや,横になって眠りたいのはわかるし,私の後ろの席は3つ空いているから,たしかにちょうど良いですよ.寝るのに.
でもさ,私の列を通り越してやり取りするのは勘弁して欲しいのさ.いきなりぬっと頭が現われて,中国語で話しかけられてるように思わされるのはさすがにびっくりするのさ.

* * *
降り立った成田は蒸し暑かった.とりあえず,ハイライトを求めてうろうろした.日本は,アメリカよりも分煙が徹底している.

総評としては「アメリカはまぁ,どうにかなる」という印象.航空機も,食事も別に問題なかったし(さすがに飽きはくるけど.),特別緊張したりといったころも無かった.
課題は間違いなく英語のヒアリング.引き出しを増やさなくてはこればっかりはどうにもならない.

仙台便を3時間待って,7/27の20:00ごろに帰宅.21:00ごろに研究室に顔を出す.
翌日・翌々日はオープンキャンパスで女子高生にうはうはする,というのが先週までのお話.

あー,実際うはうははしてないが,某体験型展示品はスカート短い子が夢中になってばたばたやるとめくれそうで危ないから,気をつけてね.
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2 Comments

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Unknown (proto)
2010-08-02 23:25:58
米の国までお疲れさんです。
Twitterでもいったかもしれんけど。

しかし、こういう機上の人状態な話を聞いてると、相変わらずだなぁ、と思えるから不思議だねー。
そしてアレをでっかいフィギュア呼ばわりというのがまた、らしいよなぁ。
あのフィギュアはだね (がががが)
2010-08-04 23:18:10
正面から見るととげとげ冠が威圧的なんだが,裏側は意外とあっさりしていて,髪留め使っているおしゃれさんだったりする.
見に行ってはじめて知った事実.

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