学館229

229に集った若者たちの今を追う

昨年の映画と本 スワロ

2018年01月03日 16時37分44秒 | Weblog

明けましておめでとうございます。

 関東は良い天気が続いています。しかしM裏君(緒形拳似の?)の住むT岡はきっと雪の中なのでしょうね。今ラジオから聞こえるペドロアンドカプリシャスの「別れの朝」に痺れながら書いています。昭和の歌は良いです。

 久しぶりに1年間の映画と本の総括をしてみたいと思います。

まず映画ですが、記憶に残ったのは以下の17本でした。

①アンジェイワイダ「残像」 ②ギャレスエドワートズ「ローグワン」 ③韓国のパクチャヌス「お嬢さん」 ④ 「アサシンクリード」 ⑤本木克英「鴨川ホルモー」 ⑥ バリージェンキンス「ムーンライト」 ⑦小津安二郎「晩春」 ⑧イランのジャハルバルヒ「人生タクシー」 ⑨ ケネス・ロナーガン「マンチェスターバイザシー」 ⑩「パイレーツオブカリビアン 最後の海賊」 ⑪ トラビスファイン「チョコレートドーナッツ」 ⑫仏のアンヌフォンテーヌ「夜明けの祈り」 ⑬是枝裕和「三度目の殺人」 ⑭代島治彦「三里塚のイカロス」 ⑮北野武「アウトレイジ最終章」 ⑯山崎貴「ディスティニー鎌倉ものがたり」 ⑰大林宣彦「花筐」

 感銘を受けたのは3年前の映画ですが「チョコレートドーナッツ」、ゲイのカップルが差別と非寛容がまかり通った70年代の米国でダウン症の子供の里親になろうとする話。また設定と内容とストーリーにびっくりした映画は「お嬢さん」、これはブログに書きました。忘れられないのはやはりワイダの「残像」ですね、あの半世紀前の傑作「地下水道」「灰とダイヤモンド」の監督が21世紀になってもまだこんなに訴えかける映画を作れるなんて凄い。

次に本です。つまらない本もたくさんあったので、面白いと思ったものだけ書きます。

①加藤陽子「それでも日本人は戦争を選んだ」 ②ベラミー「かえりみれば」 ③菅谷完「日本会議の研究」 ④清水潔「文庫X 殺人犯はそこにいる」 ⑤アンデルセン「私の少年のころ」 ⑥堀田エリ「決意なき開戦」 ⑦小林由美「超一極集中社会アメリカの暴走」 ⑧小谷賢「日本軍のインテリジェンス」 ⑨ユバル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」 ⑩鹿島茂「吉本隆明1968」 ⑪楊逸「時が滲む朝」

昨年は、文学というより社会科学、特に近代の日本の歴史に興味を持っています。村上春樹の「騎士団長殺し」なども読みましたが今一でした。

 最後に僕の今年の目標をひとつ

 それは「僕の百冊」を作ることです。昨年末書棚の整理をして、いかに僕の本棚が貧弱か痛感しました。最近は特に図書館から借りて読んでばかりいるので、いいなあと思った本も書棚に残っていないのです。

 この世に本は無数というほど存在するので、あえて百冊という区切りをつけて自分の好きだった本を書棚にそろえていこうと考えています。もちろんこれからも本を読むはずですから、面白い本があれば追加して、代りに1冊を捨てていくことになると思います。

みなさんの今年の目標があれば教えてください。