ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

公共の福祉

2011年01月28日 | ガジ丸通信-社会・生活

 「公共の福祉」という言葉が確か、憲法のどこかにあって、それは「共通の利益」とかいう意味であることと記憶していた。念のため広辞苑、「社会構成員全体の共通の利益」とのこと。「おー、当たっているじゃねぇか」と、自分を褒める。
 ただ、「福祉」というと福祉施設とか福祉機器とかの福祉が思い浮かんで、「弱者を助けること」と私はイメージし、したがって、「公共の福祉」は「公的弱者救済」のことではないかとも思っていた。つまり私は、「公共の福祉」が「共通の利益」ということは知っていたが、それを正確に理解し、納得していたとは言えない。
 で、今回、「公共の福祉」とは何かを改めて考えてみることにした。「何でまた急に、そんな面倒なことする?」というと、「栽培は自由だが、製造は禁止」という問題にぶち当たったから。何の「栽培が自由で製造は禁止」なのかというと、タバコ。

  先週のガジ丸通信で、「製品が無いのであれば、自分で作ればいいのだ。昔はタバコも塩も酒も自家生産は禁止されていたが、今は自由だ。幸い、沖縄にはタバコ農家があり、葉タバコが生産されている。生産者から葉タバコを購入し、それでタバコを作る。キザミを作る。上手くすりゃあ葉巻だって作れる。」と書いたが、その後、詳しく調べると、葉タバコの栽培は自由だが、タバコの製造は禁止という法律があることを知った。
 その法律とは別に、私が若い頃は専売法という法律があって、たばこ・塩・酒は専売されており、個人が製造することは禁止されていた。それらの法律はそれぞれ1985年、1997年、2001年に廃止されている。「個人が自分で飲む酒を自分で作って何が悪い!」と若い頃の私は思って、自由になる前の1982年に日本酒を作っている。それは数日間はとても旨い酒であった。数日後には酸っぱくなってしまったが。
 1982年に酒を作ったことは法律違反であるが、2001年以降は個人の酒造も自由なので、今は自家消費の酒造は許されている。塩も1997年に自由となって、以降あちらこちらで「何とかの塩」というのが多く出はじめた。
 ということで、私はタバコも酒と同じで、自家消費するだけなら自由であろうと思ったわけだ。ところが、確かに酒も塩も個人で作っても構わないのだが、タバコは駄目なようなのである。「葉タバコの栽培は自由だが、タバコの製造は禁止」らしいのだ。
         
         

  「別によー、タバコを製造して、他人に売ろうと思っているわけじゃないんだ、自分が吸う分を自家生産しようと思っているだけだぜ、何でそんなことも禁止なんだ?」と不思議に思う。その不思議を解明しようと考えている時に「公共の福祉」という言葉が思い浮かんだ。タバコ製造は「公共の福祉」に反することとなっているのではないか?
 タバコには税が多く掛かっている。その税はたぶん公共の福祉に使われている。タバコを自家生産するとその税を払わないで済む。よって、「タバコの自家生産は、税を払わないので公共の福祉に反する」と考えた。しかし、税なら酒も同じこと。
 酒は、適量であれば健康に良く、タバコは健康に悪いとされている。税の掛かっていない酒を飲んでも本人が健康であれば、医療費を使わないから公共の福祉に著しく反しているとは言えない。しかし、税の掛かっていないタバコを吸って、健康を害して、医療費を使うとなっては、それはもう、著しく反していることになる。のかな?JTさん。
         

 記:2011.1.28 島乃ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 煙草屋が消えても | トップ | 苦い芋 »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。