ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

消えた里山

2006年12月22日 | ガジ丸通信-環境・自然

 12月に入っても暖かい日が続いて、クリスマス気分がちっとも沸き起こってこない沖縄であったが、今日(12月16日)やっと、ちょっぴりだが、寒くなった。寒くなったといっても、今(午後6時)の私の格好は半ズボンにトレーナー。昨日までは上着のトレーナーは要らなかった。半袖Tシャツで十分であった。
 この南の島も、10月を過ぎた辺りから、たまに暑い日もあるが、概ね涼しい日が多くなる。散歩の楽しい季節となる。11月を過ぎると蒲団の季節となる。

 11月初めの日曜日、朝早く起きて、朝飯を食い、歯を磨き、顔を洗い、部屋の掃除をし、そろそろ必要になってきた布団を干し、午後から、畑仕事もあったのだが、それは止めて、久しぶりに末吉公園に散歩へ出かけた。
 末吉公園は、南側にその正門があるが、東側にも小さな、14、5台分くらいの駐車場があり、公園への出入口がある。そこまで、私の住まいから徒歩20分ほど。歩いていってもいいのだが、帰りに翌日からの食料を買うこともあって、車で行く。末吉公園は広いので、園内を一通り回るだけでも2時間ほどの散歩にはなる。
 この公園は私のお気に入りである。元々あった植生をそのまま残してある部分が多い。他の公園に比べると人工物も少ない。つまり、里山という雰囲気が残っている。こういう場所は、これからもずっと残して置いて欲しいと思う。

  私の住むアパートの南隣は大家さんの建物がある。大家さんの建物の左隣は今年の春までずーっと原っぱであった。雑木雑草が生い茂り、虫や鳥たちの住処となっていた。
 「すぐ傍にこんな原っぱがあるんだぞ」とHPで紹介し、威張るつもりで去年の6月に写真を撮ってあったのだが、記事を書くのが延び延びとなっていた。そしたら、今年の春になって、そこが宅地造成さ  れるという話を大家さんから聞く。「えっ!どうしよう。鳥がいなくなる。虫がいなくなる。」と思う間もなく、重機が入り、数ヶ月の間、騒音と振動が続き、10月にはきれいサッパリと宅地造成されてしまった。
 里山と呼べるような広さでは全然無いが、宅地の一区画分くらいはある。雑木雑草が生い茂っている頃は、鳥が営巣していた。トンボもチョウも多く飛んでいた。それ が今や見るも無残な姿。しかし、見るも無残と思うのは少数派なのであろう。きれいサッパリしたと感じている人が多いのであろう。ただの原っぱ、私は好きなんだが。
 今年の春、そういえば、毎年聞こえていた鶯の鳴き声が無かった。彼や彼女は住処を無くし、愛し合うことが出来なかったのかもしれない。残念なことである。
          
          
          

 記:ガジ丸 2006.12.22

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