ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

シチグヮチソーグヮチ

2010年12月18日 | 沖縄04行事祭り・生活風習・言葉

 シチグヮチソーグヮチは、漢字で書くと七月正月。七月に行われる正月のような大きな行事という意味で、お盆のことを指している。・・・と私はずっと思っていた。
 『沖縄大百科事典』によると、お盆のことは単にシチグヮチというとのこと。ウチナーグチ(沖縄口)の権威者と私が尊敬している上原直彦氏のサイトを見て、そうであることを確認した。倭国でも盆正月と言うように、「お盆と正月はどちらも大きな年中行事である」という意味で、沖縄でもシチグヮチソーグヮチ(七月正月)というようだ。

  で、単にお盆のことを沖縄諸島ではシチグヮチ(※1)という。これはお盆の別称というわけでは無く、旧暦7月13日から15日にかけての行事そのものを指している。今では旧盆などと呼んだりするが、元々はお盆という言葉は無かったようだ。
 もちろん、古い風習が多く残る沖縄のことなので、ここで言う七月は旧暦七月のこと。倭国でも元は旧暦で生活していたので、お盆は旧暦七月であったのだが、今では新暦の七月、あるいは、概ね一ヶ月遅れになる旧暦の七月に合わせた新暦の八月に行う地域が多いようである。沖縄でも正月は、最近ではほとんど新暦での行事となってい るが、お盆は、沖縄のほとんどの地域で今なお旧暦で行われている。旧暦は月の運行による暦なので、旧暦の15日は概ね月齢も15日、つまり満月となる。盆の夜は満月が似合う。
 七夕の日(旧暦7月7日)に墓掃除をし、お茶と線香をささげ、ご先祖に対し「13日には来てくださいね。」などといった挨拶をする。13日にウンケー(御迎え)し、15日の深夜か、16日未明にウークイ(御送り)をする。先祖がグソー(後生)に帰るのを名残惜しむ気持ちを表すために、ウークイはできるだけ遅い方が良いとされ、15日から日付が変わる午前0時過ぎのウークイとなったりするわけなのである。

 沖縄の盆行事については、多くのサイトでいろいろ紹介されているみたいなので、ガジ丸はここまで。我が家のお盆料理などについては、来週写真を撮ってから紹介します。
 お盆に行われる伝統芸能がある。青森のねぶたなどもそういうものであるらしいが、沖縄で行われる伝統芸能は私の好きなもの、エイサー。これは別項で述べます。
     
     

 ※1:沖縄諸島とは沖縄本島とその近辺の島々のことで、同様に奄美諸島、宮古諸島、八重山諸島などもそれらの近辺の島々を含む。盆行事については、沖縄諸島ではシチグヮチ、宮古諸島ではストゥガツと七月を表す呼び名で、八重山諸島では精霊といった意味の言葉であるソーロンとかソーリンとなり、奄美諸島ではブンマツリ(盆祭り)と呼ばれているとのこと。呼び方は違っても、行事内容は概ね同じ。

 記:ガジ丸 2005.8.10 →沖縄の生活目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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