ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

濃い墨汁

2004年10月08日 | ガジ丸通信-政治・経済

 何が変わるのか、何処へ向かっているのか、わけもわからず右往左往しているこの国に、色の濃い墨汁が雨のように降り注いで、山も畑も、家も道路も、街も村も真っ黒に染まる。すべてが染まったところで、この国の一つの改革が終わる。これを濃い墨改革と言う。
・・・駄洒落です。
 改革の色は、だけど、もしかしたらバラ色かもしれない。あるいは、何とか工夫すればバラ色に変わるかもしれない。今はまだ何とも言えない。でも、少なくとも、これからの国のやることや、それを受けての社会の雰囲気等を注意深く見続けて、何をどうすれば黒く染まらずに済むかを考えていきたい。

 さて、濃い墨総理は、沖縄の基地を他府県へ移設するなどとおっしゃってくれる。海外移転も考えているなどとおっしゃってくれる。もちろん、そうおっしゃってくれるのは嬉しいことだが、ただ、それを聞いて、手放しで喜ぶほどウチナーチュはスットコドッコイでは無い。ぬか喜びするほどノーテンキでは無い。・・・と思うのだが。
 沖縄県の前知事が、既にその任期中に「普天間基地は海外への移転が可能である」と言っていた。彼は、その件でハワイ州知事とも話し合っていた。国の建前、利権、日米安保条約などなどで固められた厚い壁に、何とか少しでも穴を空けようと努力していた。
 そういった努力を「それは、できぬ話だ」と押しつぶして、「辺野古に新しい基地を作ろう」とおっしゃったのはポマード元総理。それに反対した前知事は、そのすぐ後の選挙に敗れて知事を退いた。ウチナーチュもなかなかもってスットコドッコイなのだ。
 平和だけがこの世の価値ではないので、普天間基地撤去、辺野古基地建設計画中止となると「そりゃ困る」という人もいるだろう。「わたしにゃ関係無い」というノーテンキなウチナーンチュも多かろう。「北朝鮮による拉致被害者には同情するが、アメリカによる沖縄住民への人権蹂躙、事故、騒音などの基地被害には関心無い」というヤマトゥンチュー(大和人)も多かろう。他府県へ、あるいは海外への基地移転には相当の努力を要する。
 濃い墨総理の掲げたアドバルーンは、今はただのアドバルーンでしかない。前知事のように可能性を模索する実質的な努力をする人が必要だ。私も大概ノーテンキではあるが、そういう努力をする人がいれば両手両足をあげて応援したい。現知事も「トップの意向がそうでも、担当部署がフォローしなければ進まない」などと言うばかりで無く、自らが濃い墨総理のフォローをして貰いたい。前知事のような行動をしてもいいのではないか。

 記:2004.10.7 ガジ丸

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