ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

絶賛!自然発生沖縄映画『琉球カウボーイ』

2007年11月16日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 先週土曜日、天気は良かったが、前日までの雨で畑の土は濡れていた。で、予定していた畑仕事は諦めることにした。「何する?」と自分に問うた。「そうだ、映画を観に行こう。」となる。「映画観る暇あったら、家に来て父さんの晩御飯作って。」と姉に怒鳴られそうであったが、内緒だ。姉はこのHPを見ていない。
 映画は久しぶりなのである。7月22日の『地球交響曲』以来である。桜坂劇場も久しぶりである。8月24日の『EPOライブ』以来である。

  久しぶりの映画は『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス』、キャッチコピーは「ナチュラル・ボーン オキナワン・ムービー」、日本語にすると、「自然発生沖縄映画」とでもなるのだろうか。チラシのコメントには「純粋サラブレッド沖縄ムービー」ともある。まあ、よくは解らないが、ウチナーンチュによるウチナーンチュの上等(サラブレッド)映画ということなのかもしれない。少なくとも私は、「自然発生沖縄映画」に惹かれて、あるいは惑わされて観る気になったので、そのコピーは成功だったと言える。

 チケット売場で、「上映後、出演者による舞台挨拶があります。」と聞く。土曜日の午後の上映で舞台挨拶もあるのに、その割には客は少ない。6分程度の入り。沖縄産映画に対する県民の期待はあまり大きく無いみたいであった。また、確か、『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス』はその日が初日では無い。10月末から(後で確認したら10月27日からの上映)やっているはず。その間、映画を観た人々の評判もたいしたことなかったのか、口コミによる宣伝もあまり無いみたいであった。
 「良い映画だったよー」という評判も聞かないし、3編のオムニバス映画だし、軽い映画であろうと、私もあまり大きな期待はしなかった。であったが、観終わった後の私の評価は、「この映画は傑作である」となる。
          

 『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス』は、私がかつて観たどの沖縄映画よりも優れているだけで無く、ここ数年私が観たあらゆる映画の中でも、『たそがれ清兵衛』、『千と千尋の神隠し』と並んでトップクラスに入るほどの傑作である。
  3編の内、最初の2編はありふれた物語で、ありふれたオチであったが、人物設定が良くできていて、沖縄の空気の温(ぬる)さも表現できていて、普通に楽しめた。で、そこまでは「ウチナーンチュの映画も全国的に通用するな。」という評価。
 ところが、最後の3編目が大傑作。「ウチナーンチュの映画は世界に通用する。」という評価に変わった。カンヌやベネチアに持っていけば賞を得るに違いないと思う。主人公のマサーおじいが魅力的だし、ユルユルとした沖縄のリズムも表現できているし、思想も明確に伝わってくるし、もっと長く観ていたいと思わせるものであった。
 映画の中で語られるウチナーグチ(沖縄口)が、字幕スーパーで正確に表現されていない箇所がいくつかあって、それがちょっと気になったのと、仲田幸子が合間合間に登場して映画のナビゲートをするが、その中の楽屋オチみたいな部分は不要だと思った。などとちょっと苦言もあるが、しかし、全体的には申し分無い映画であった。
 とにかく、私はこの映画を絶賛する。たくさんの人に観てもらいたいと思う。
          

 記:2007.11.16 島乃ガジ丸

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