ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

桜坂の灯り その2

2010年12月18日 | 沖縄05観光・飲み食い遊び

 若い頃はよく観た映画だが、オジサンという年齢になってからは年に5、6本ほどとなってしまっている。若い頃は邦画、洋画区別無く何でもよく観ていたのだが、オジサンという年齢になってからは観る映画のほとんどが邦画なってしまっている。
 昨年はどういうわけか・・・、今その理由(わけ)に気付いた。昨年は新聞をとったのであった。今はどんな映画をやっているかについて毎日知ることとなり、「観たいなあ」と思う映画が多かったこともあり、で、昨年は最近になく映画を多く観た年となった。
 昨年は13本の映画を観た。そのうち邦画は10本。その10本のうち1本は東京の映画館。2本は久茂地の小劇場。3本は大きなシネコン、そして残りの4本が桜坂にあった映画館。東映系、松竹系などの邦画を上映してくれる映画館は、那覇市内ではその桜坂にあった映画館しかなかった。私は、毎年2、3度はそこへ通っていた。
 その映画館が営業を辞めたのが今年の3月、その前、2月にオムニバス形式の外国映画を観たのが、私のサヨナラ桜坂の1本。以後、映画を観る機会が無くなっていた。

 ところが、1ヶ月ほど前(7月の始め頃)に、桜坂の映画館が復活したという話を美人妻のIさんから聞いた。復活する映画館はしかも、そのコンセプトがいい。“売れる映画”よりも“良い映画”を上映していこうという姿勢らしい。Iさんは早速その映画館の会員になったらしい。会員はいつでも1000円で映画を観ることできるとのこと。
 私も桜坂劇場(という名前となった)の会員になろうと決める。先週の土曜日を予定して、そのついでの別件をいくつか作って、さて、その前日の金曜日にネットで上映映画と上映時間を調べたが、良さそうな映画は夜しか上映していない。夜は出かけたくない。しかしながら、すでに別件を作ってあったので、昼間出かけることは中止できない。で、別の映画館で、流行の映画を観ることにした。最近泣いてなくて、たまには泣きたいなあなどと思って、泣かせてくれるという評判の映画「星になった少年」を観た。
 「星になった少年」は人物描写よりもストーリーをより重視しているようで、「どうだ感動的だろう、悲しいだろう」と感性を押し付けられているような気がして、私の好みでは無かった。が、それでも、涙腺の緩くなったオジサンはそんな作り手の思惑にまんまと引っかかって、常盤貴子が号泣する場面では、つい、もらい泣きしてしまった。
          

  翌日曜日、桜坂劇場の会員となるべくあらためて桜坂へ。2日連続の映画鑑賞なんて、おそらくこの20年ほど無かったことだが、かねてから観たいと思っていた映画が昼間の上映にあったので、出かける。映画は「ティダヌファ(太陽の子)」
 作り手の意欲がヒシヒシと伝わる力作ではあったが、いくらか冗長な感じがした。無くてもいいじゃないという場面が多いのではないかと感じた。戦争の傷跡がテーマになっていたのだと思うが、“沖縄”の描き方が戦争の犠牲という面からのみ表現されており、物足りない感じ。日本軍はまた、その悪いところばかりが描かれている。あれでは、戦争が悪かったというより日本軍が悪かったみたいに見える。そりゃあ、日本軍人の一部は沖縄住民に酷いこともしたであろうが、あのような異常の状態にあったということを考慮しなければなるまい。まあ、そんなことはさておいて、主人公のふうちゃんは可愛かった。
 ふうちゃんは可愛かった、ということもさておいて、桜坂に映画館が復活した。そのことが何よりの喜び。今年はきっと、いつもより多く、桜坂へ通うであろう。

 記:ガジ丸 2005.8.2 →沖縄の生活目次

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