ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

太陽の子、ティーダヌクヮ

2017年05月19日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 初めに断っておくが、私は言語学者でも無く、ウチナーグチ(沖縄語)に精通している素人でも無いので、以下のことはちっとも確信は無い。私の思うところに過ぎない。ということを踏まえて、言いたいことを言わせてもらうと、和語のタ行はタ、チ、ツ、テ、トであるが、ウチナーグチのタ行はタ、ティ、トゥ、テ、トとなっている。
 ターヤガ(誰か?)、ティマ(手間)、ィヤートゥワン(お前と俺)などとなる。タ行がタ、ティ、トゥ、テ、トとなるのは、口の動きからして自然であると思う。前にもどこかで書いたと思うが、数字の2の英語発音トゥーを、和語はツーと発音したり表記したりする。それに私は子供の頃(英語を習い始めた中学生)から違和感があった。
 「ウチナーグチ(沖縄語)に精通している素人」でも無い私がウチナーグチについて長々と語ってもしょうがないので、話を先に進める。というか、これが本題。

 4月から通う図書館が替わった。宜野湾市民図書館から西原町立図書館へとなった。宜野湾市民図書館は住まいから徒歩5分ほどの場所にあり、月に何度も通っていたが、西原町立図書館は住まいから遠い、車で10分ほどかかる。ので、そう頻繁には通えない。それ以前にカードを作りに行っているが、初貸出は4月22日であった。
 初貸出は宜野湾の時もたびたび借りていた『沖縄昆虫野外観察図鑑』など3冊、同じのが西原町立図書館にもあった。書籍以外にDVDも1本借りた。図書館のAVコーナーを見ていたら1本の映画が目に付いた。『太陽の子 てだのふあ』。
 『太陽の子』という映画があることは知っていた。灰谷健次郎原作の同名小説があることも知っていた。小説は読んでいないが、映画は観たのではないかと覚えていた。であるが、その内容が少しも思い出せない。それと、「てだのふあ」という表記が気になった。太陽はティーダだが、ティダでもテダでも正解。だが、「の」の意味で言うなら「ヌ」が正確、子の意味で言うなら「クヮ」が正確。「元々、てだのふあという表記だったっけ?どういうつもりでそうしたのだろう?」と疑問に思って手に取り、借りた。
     
     

 若い頃観たかもと思っていた『太陽の子 てだのふあ』、記憶に残っているシーンは1つも無かった。ということで、観ていないということが判明した。制作年は1980年、その頃私は大学生で東京に住んでいた。近くでやっていれば観ていたはずだが、近くでやっていなかったのだろう。でも、仲間内で話題になり、それで小説『太陽の子 てだのふあ』を知っており、映画『太陽の子 てだのふあ』の存在も知っていたのだろう。
 全編140分の映画、主人公は両親が沖縄出身の娘ふうちゃん、時代は1970年代、ふうちゃんが小学校6年から中学1年に上がる頃、舞台は概ね主人公の住む神戸だが、テーマは沖縄。沖縄戦の悲惨であり、その後遺症、そして、沖縄差別。
 もう既にたくさんの沖縄戦関連の映画やドラマを観てきた私にとって、映画の言いたいことは特に目新しいものではなかったからだと思うが、『太陽の子 てだのふあ』の140分間、ずっと魅入ったということはなかった。晩酌の酒を飲みながらののんびり観賞。ただ、その日の肴となった刺身のワサビが辛くてというわけでなく、140分の間に何度かナダウルウルー(涙うるうる)はした。沖縄戦はやはり悲しい。ところで「てだのふあ」の「ふあ」、後日調べて判った。宮古八重山地方の言葉で子をファと言うらしい。
     

 記:2017.5.19 島乃ガジ丸

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