ガジ丸が想う沖縄

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25円の向こう

2008年04月04日 | ガジ丸通信-政治・経済

 私の愛車は軽自動車である。だいたい月に1回くらいガソリンを入れている。正確な数字は覚えていないが、だいたい1回で30リットルほどだと思う。ガソリンが安かった頃は3000円、今は4000円ほどの出費となっている。
 ガソリンの暫定税率が廃止されて25円安くなったら、25円×30リットルで、私の家計は月に750円の支出減となる。私は日本国の中では貧乏人の部類に入るが、それでも、月に750円で大喜びするほど生活に困っているわけでは無い。
 750円なんて、1回飲みに行けばその4倍くらいは使っている。ただし、飲み代はけして無駄使いでは無い。人生の楽しみである。有意義な支出だと思っている。私の750円が政府によって有意義に使われているのなら、それは何の問題も無いのだ。
 暫定税率廃止には賛成だが、道路特定財源を一般財源化することについてはもっと賛成である。暫定税率は廃止せずに、その財源を本当に必要な道路、または、福祉や医療に使ったら良いと思う。そのための750円なら惜しいなどとはちっとも思わない。

 不服田総理が、「平成21年度から道路特定財源を一般財源化する。」と発表するのをニュースで見たとき、私は小躍りしたいくらい喜んでしまった。もちろん、「道路特定財源を一般財源化する」だけでは足りない。ちゃんと計算したことは無いので大雑把な数字を言うが、「道路特定財源を一般財源化し、その5割を市町村が、4割を都道府県がそれぞれ自由な裁量で使えるものとし、国の取り分は1割とする。」というようなことであれば、私は大踊りしたかもしれない。しかしまあ、そこまで行かなくとも、「道路特定財源の一般財源化」は初めの、大きな一歩になるに違いないと思うのだ。
 不服田総理の提案に、民主党の小技意地郎代表が乗ってこなかったのを私は不思議に思った。利権の温床を消滅させることは民主党の望みだったのではないか。変革の大きな一歩となる話だ。必ずしも本年度からじゃなくてもいいじゃないか。1年くらい待ってもいいじゃないか、と思ったのである。何故、小技意地郎は乗らなかったのか?
 「分った。来年度から一般財源化するというのを条件に、今回は譲歩しよう。」となって、ガソリンが安くなったり元に戻ったりせず、国民生活がてんやわんやすること無く、20年度の予算が施行される。で、1年後、21年度予算案の審議となって、
 「小技君、悪いな、去年約束したんだが、党から大反対されてな、結局、道路特定財源を一般財源化するのは今年度も無理みたいだ。」となることを、小技代表は恐れているのかもしれない。自民党の道路族とかいう人々も「総理に勝手はさせない。」と思っているのだろう。25円の向こうには、そういった政治家の思惑が蠢いているのだろう。

  ある日ある村で、散歩をしていた村長が、村民に声をかけられる。
 「村長さんよ、あそこに橋を架ける計画があるそうだが、それ本当に必要か?」
 「ん?それは、私は必要だと思うんだが。」
 「それよりよ。向こうの道を広げたほうが良くは無いか。」
 「ほう、そうか、そういう手段もあるか。ちょっと調べてみるわ。」
 などと、一般財源化したうちの5割を使える村では、村民が財源の有効活用を考え、自分達の生活に必要なもの、優先順位まで考えるようになるかもしれない。
 もしも道路特定財源が一般財源化され、その多くが地方の自由裁量が利く予算となったなら、25円の向こうには、このような村の景色が見えるかもしれない。
          

 記:2008.4.4 島乃ガジ丸

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