ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

太ったオジーはいない

2017年04月07日 | ガジ丸通信-科学・空想

 後期オジサンの私も、あと数年も経てば高齢者にランクアップする。高齢者に昇格したとしてもおそらく私は、畑仕事を続けているのならそのおかげで筋肉多く脂肪の少ない体付きのままであるはず。その体付きでは老人に見えないかもしれないが、社会的地位としては間違いなくオジーである。オジーとは御爺の意で、私が子供の頃は自分の祖父のことをそう呼ぶのが普通であった。ちなみに、祖母のことはオバー(御婆)と言う。
 伝統的ウチナーグチ(沖縄語)では祖父母のことを、士族はタンメー、ウメー、平民はウスメー、ハーメーと呼ぶ。戦後、倭国文化の影響が強くなって、お爺さんお婆さんが祖父母を呼ぶ名であることを知って、それを真似て、御はそのままに、さんは省略してオジーオバーと呼ぶようになったのではないかと想像する。友人のメールに「オジーオバーという呼び方はどうも・・・」というのがあったが、私は、オジーオバーはけして下品な呼び方ではなく、我々世代の正当で、かつ優しい呼び方だと思っている。

 私が今バイトしている介護施設の利用者は、私が認識できた限りでは4人の男性と11人の女性がいる。11人の女性の内、1人は知人の母上で名前もすぐ覚えたが、残り10人は、10人もいるので名前は覚えられない。聞いてもすぐ忘れる。
 4人いる男性の名前は覚えた。Mさんは寝たきりでずっと車椅子、表情は変えるがほとんど話せない。Nさんは歩行器を使ってやっと歩ける状態、彼もほとんど話せない。KHさんはがっしりした体格をしていて、杖をついて1人で歩けるし、ゆっくりだが話もできる。KSさんは右半身に麻痺があるが、KHさんよりしっかり歩ける、であるが、麻痺は口や舌にも及んでいるのか、話せない。話せないが頭はクリアー。
 KSさんは運転する私の左後方にいつも座っていて、慣れない車の運転をする私に車の操作を身振りで教えてくれ、慣れない道を走る私に道を教えてくれる。

 体は弱っているが4人とも太ってはいない。KHさんはがっしりした体格、NさんとKSさんは中肉中背、Mさんは痩せ型。おそらく、太った男はオジーになる前にあの世へ逝ってしまうのであろうと私は想像する。それにくらべ女性陣は、その半分はふくよかな体付き。ふくよかなオバーたちは、杖や歩行器を使っているが元気そうである。
 女性の体は脂肪を蓄えるようにできている、子供を産むに必要な仕組みなのだと思われる。男にはそれが必要ない、よって、男の脂肪の多くは無駄なものとなる。無駄なものが体にあると体に負担がかかる。よって、太ったオジーは痩せ型の人より体が弱る。
     

 そういえば、私の畑の近所には89歳のN爺様、88歳のK爺様がいて、2人も筋肉質の痩せ型体格である。N爺様は一昨年(2015年)11月以来畑に姿を見せていない。外出を息子に止められているという噂を聞いている。K爺様は今でも片道40分はかかるであろう自宅から畑へ歩いて往復している。以前ほど軽やかな足取りではないが、今でも元気に畑仕事をやっていると彼の息子KSから聞いている。
 私の周りを見渡すと、叔父のMは筋肉質の中肉中背、80歳をいくつか超えているはずだが今なお元気。・・・その他に思い付く爺さんがいない。男は平均寿命で女に負けているが、脂肪のせいもあるかもしれない。太ったオジーはいないのではないかと思う。
     

 記:2017.4.7 島乃ガジ丸

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