ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

アメリカ菓子

2011年03月26日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 子供の頃の想い出

 私が子供の頃、沖縄はまだ復帰前で、アメリカ軍の統治下にあった。そのお陰で、アメリカの産物が身の周りに溢れていた。飲み屋には泡盛は少なく、日本酒はもっと少なく、洋酒(主にスコッチ、一部にバーボンやブランデー)がほとんどであった。煙草も、沖縄の煙草(バイオレット、うるま、ハイトーンなど)と日本の煙草(ハイライト、セブンスターなど)と並んで、洋煙(ウィストン、ケントなど)も愛煙家の口に咥えられた。
   アメリカの産物は嗜好品だけでは無い。沖縄の一般家庭の日常の食卓にも多くやってきた。今や、本土の観光客にも土産品として人気のあるポークランチョンミートや、コンビーフハッシュ、ストゥー、ポークビーンズ、キャンベルスープなどの缶詰類が日常食に加わった。フライドチキンもハンバーガーもやってきた。
 そして、子供のお菓子にもアメリカ産は溢れていた。ガムと言えば、倭国ではロッテ、不二家などであろうが、当時の沖縄でガムと言えばスティングレーチューイングガムであった。フィリップス風船ガムなんてのもあった。チョコレートと言えばハーシーチョコレートであり、フライドポテトと言えばポパイのフライドポテトであった。
      
 私は甘いものが好きではない、と再三このHP上で書いているが、それを、「甘いものが苦手」と捉えられると正しくない。甘いもの全般を苦手としているわけでは無い。より正確な表現をすれば、「(油と砂糖の塊であろう)ケーキと、甘過ぎる甘いものは苦手だが、そう甘くない甘いものは嫌いでは無い。むしろ、好きなものもある。」ということになる。最近流行のビターなチョコレート、レーズンクッキーなどはコーヒーの時によく口にしている。お茶の時は和菓子も食べる。甘納豆も時々食べている。
 というわけで、上に述べたアメリカ産お菓子の中で、最も好きだったのは塩味のフライドポテトであったが、チョコレートもクッキーもガムも、子供の頃はよく食べた。キャンディーも飴玉(ドロップと言った)もよく食べた。
      
 強く記憶に残っている飴玉がある。赤や青や黄色といった目立つ色で模様のついた飴玉である。今思えば、あの色は合成着色料でつけたものに違いない。体に悪そうな色であった。体に悪そうなので、健康ブームの今はそんな飴玉、どこのスーパーでもお目にかかることは無い。私も、もうずいぶん長い間見てなかった。が、先日、たった1個だが、ひょんなことから手に入れることができた。
 「そうだ、これだ!これがアメリカだ。」と、私はとても懐かしく思った。
       
 記:ガジ丸 2007.4.2 →沖縄の飲食目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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