ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ナガサキアゲハ

2011年11月11日 | 沖縄の動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 長崎の大物

 中学から高校、浪人の頃にかけて、司馬遼太郎の作品が好きで多く読んだ。群雄割拠する戦国の歴史も、日本の夜明けとなる幕末の歴史もそれらの作品から多くを学んだ。
 江戸時代を舞台とする物語も好きであった。それは司馬遼太郎に限らず、また、小説に限ってもおらず、テレビドラマで観るのも好きであった。なので、戦国から江戸時代、幕末にかけての知識は、ある程度私は持っている。・・・いや、持っていたという方が正しいかもしれない。私の記憶脳はどうも小さいようで、忘れていることが多い。

 長崎の大物といえば誰?と自分に問うて、脳味噌を穿り返してみたが一人として思い浮かばない。シーボルト、グラバー邸のグラバーなどは名が浮かぶが、どういう人だったのか良く知らない。ということで、ネットで「長崎の有名人」を検索する。
 長崎の有名人はたくさん出てきたが、「歴史上の」とつけると少ない。シーボルト、グラバーは出てきたが、彼らが大物かどうかはよく判らない。
 現役の有名人では内田春菊と役所広司が目に付いた。内田春菊は好きな漫画家、役所広司は好きな役者だ。「内田春菊は大物」とは少々言い辛いが、役所広司は少なくとも織田信長や宮本武蔵などを演じていたので大物役者とは言えるだろう。

 長崎の大物がチョウにはいる。沖縄に生息するアゲハチョウの仲間では最も大きく、他のチョウを加えてもオウゴマダラに次ぐ大きさをしている。大物の蝶に違いない。大きくて翅の模様も特徴があるので、飛んでいるのを見て、すぐにそれと判る。

 ナガサキアゲハ(長崎揚羽):鱗翅目の昆虫
 アゲハチョウ科 分布は本州中部以南、沖縄、東南アジアなど 方言名:ハベル
 名前の由来は資料が無く不明。ナガサキについては「名が先」、「長咲き」なども思いついたが、普通に考えて長崎とし、長崎で多く見られるとかいう由来。
 雄は黒地に青い鱗粉がまぶされていて、全体には紺色に見える。薄い青の筋が縦にいくつも走っている。雌は黒地に白班が縦に並んでいる。この白斑、南にいくほどその面積が大きくなり、写真のものは沖縄産。本土産のものはもっと黒が勝っているとのこと。
 前翅長65~70ミリ。沖縄にいるアゲハチョウの仲間では最も大きい。成虫の出現、沖縄では2月から12月。幼虫の食草はミカン科のシークヮーサーなど。
 
 雄翅裏  
 
 雄翅表  
 
 雌翅裏  
 
 雌翅表  
 
 幼虫  
 幼虫の大きさは、写真のものは30ミリほど、まだ若齢のようだ。
 
 求愛  
 止まっているのが雌、その下でせわしなく翅をばたつかせているのが雄。 

 記:ガジ丸 2005.9.15  →沖縄の動物目次 →蝶蛾アルバム
 訂正加筆 2011.8.8

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行

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