ガジ丸が想う沖縄

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妄想迷走瞑想

2010年03月19日 | ガジ丸通信-科学・空想

 整体師のSは、職業柄なのかしらないが、瞑想やら断食やらの精神世界へ通じるようなこともやっている。過日、Sに誘われてその一つの瞑想会に参加した。
 瞑想会は那覇市が運営する運動施設の一室を借りて行われた。広い畳の部屋。参加者はSと私を含めざっと10人ばかり。指導者らしき年配の男の人を紹介され、その人から今日やることを教わる。歩く瞑想と座る瞑想を行うとのこと。

  先ずは歩く瞑想。歩き方、姿勢、呼吸の仕方などざっと教わる。本当はもっと深い教えがあるのだろうが、「初めてなので楽に」ということで、あまり細かな注意は無い。私は他の人を参考にしつつ、ゆっくりとただひたすら歩いた。私は最初から最後(約30分)まで、姿勢は真っすぐになっているか、歩くペースは一定になっているかなどに意識が向いていたので、その他の余計なことはあまり考えずに済んだ。
 次に座る瞑想。それに入る前に先生から注意があった。「無になることが大事です。妄想が出てきたら、それを打ち消す。また出てきたら、また打ち消す。それを繰り返していけばそのうち無の状態になることができます。」とのこと。
 そうなのだ、ただ座っている時には必ず妄想が湧き起こる。それをいかに打ち消していくかが、妄想家の私にとっては大きな問題なのである。なので、これまで何十回となく自己流の瞑想をやってきているが、未だかつて、無の状態に至ったことは無い。

 その日もまた、座ってすぐに妄想が湧き起こった。私には付き合い(男と女のという意味ではなく、友人として)のある女性が何人かいる。その中には美人で聡明で、愛しているといってもいいほどの人もいる。その全てが残念ながら、友人以上では無い。
 美人聡明の一人、人妻であるが、最近もっとも多く会っている女性が先ず、妄想の中に現れた。初めは普通に会話しているだけだが、そのうち妄想は迷走する。
 「私、夫と別れます。」と彼女が言う。
 「そりゃあダメだよー。」と私は何故か萩本欽一の口調になっている。そして、
 「あー、脱いじゃあダメだよー。」と私は慌てふためく。彼女が服を脱ぎ始めたのだ。彼女の手がブラジャーのホックに伸びたところで、その妄想を打ち消した。
 ところが、またすぐに別の美人聡明人妻が現れて、ちょっと環境設定は違うが、似たようなことをする。「する」と言ったって、彼女がしているわけでは無い。私の妄想がそうさせているだけなんだが、とにかく、迷走する妄想を必死に打ち消す。
 その次は美人聡明の独身女性が現れる。彼女は独身だが、遠く離れた場所に住んでいるので数年に一回しか会えない。で、妄想への登場も三番手となる。
 「やー、久しぶりだね。」
 「うん、会いたかった。」と言う彼女を抱きしめる。ここまでは普通の妄想。ここから迷走し、その彼女もまた服を脱ぎ始める。で、また打ち消す。
 妄想はこれで終わりでは無い。竹内結子が出てきて、服を脱ぎ、それを打ち消し、新垣結衣が出てきて、服を脱ぎ、それを打ち消しなどと続いた。お陰で、瞑想時間の40分、私の感覚ではあっという間に終わる。ただし、無になるという本来の瞑想はほんの数秒もできていなかった。改めて、自分が俗人であることを思い知らされたのであった。
          

 記:2010.3.19 島乃ガジ丸

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