ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

大衆娯楽

2011年09月30日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 島田紳介が引退したというニュースはインターネットのニュースサイトを見て知った。7月24日正午以降、私はテレビをほとんど観ていないので、それが私の生活に及ぼす影響はまったく無いのだが、地デジ化以前は彼の司会する番組をちょくちょく観ていた。話術の巧みな人だと感じ、大衆娯楽向きのユーモアセンスだと思った。
 ちなみに、私のお笑い嗜好遍歴を記すと、クレージーキャッツ、コント55号、赤塚不二夫、ドリフターズ、俺たちひょうきん族となっている。その間に、てんぷくトリオとかやすしきよしとかドンキーカルテットなどがちょこっと出てくる。
 この中で、赤塚不二夫がただ一人漫画家だが、彼の作品で涙が出て呼吸困難になるほど大笑いした経験が子供の頃にあり、その漫画と場面は今でも覚えていて、私のお笑い嗜好の上で赤塚不二夫は欠かせないのである。彼はギャグ漫画の天才だと思う。その時と同じ位大笑いしたのはコント55号のコントで1度あったかどうかくらいだ。

 俺たちひょうきん族以降は特に好きなお笑い番組、お笑い芸人はいない。ドラマよりはお笑いの方が好きなので飯食いながら観るのは主にバラエティー番組であったが、「これは観ないと損する」というほどの番組は無かったように思う。
 「日頃笑っていないのか?」と問われると、声を出して大笑いすることは無い。「声を出して大笑いしたくないのか?」と問われると、声を出して大笑いする必要をあまり感じていない。「いつも静かに笑って」はいたい。平和であれば良い。流行りものに騒ぐほど若くは無いということだろう。落ち着いた爺さんになることを目指している。
 「声を出して大笑い」まではしなくても、人生に喜びは必要だと思う。楽しい気分になって思わずニカっと顔が緩む。それはたぶん心の栄養になるのだと思う。したがって、楽しい気分は心の健康にとって欠かせないものであろう。職場で嫌なことがあって、気が塞いでいる時には楽しい気分にさせてくれるものが必要。例えば、気の合う仲間たちと飲みに行くとか、テレビのお笑い番組を観て、大笑いするとか。

  私が子供の頃、沖縄は貧乏だった。我が家も貧乏だった。テレビが我が家にやってきたのは確か私が小学校一年生の時だ。細い足が4本ついた(もちろんブラウン管で白黒)のテレビだったと記憶している。その日から我が家ではテレビが娯楽の王様となった。
 当時、我が家で、または多くのウチナーンチュたちにとって他に何が娯楽だったかというと、おそらく、芝居だったのではないか。○○座とか△△劇団とかいう名の沖縄芝居一座が多くあった。幼児の私に記憶は無いが、その後の祖父母や周りの大人たちの会話から推察すると、テレビがやってくる前までは芝居が娯楽の王様だったのではないか。

 子供の頃、実家の近くに「あけぼの劇場」という芝居小屋があった。祖父母に連れられて一度沖縄芝居を観たという記憶が微かに残っている。それから数十年が経った先日、9月14日、沖縄芝居を生で観た。『中城情話』と『棒しばり』の2本立て。すべてウチナーグチだったので同伴の倭人Rには理解不能だったようだが、私は楽しめた。ウチナーグチが多少解る分、セリフを噛む場面が多いことも判った。大衆娯楽なのだ。そういったことも御愛嬌で済ませるのだろう。年配の客が多い中、それも笑いとなっていた。
          

 記:2011.9.30 島乃ガジ丸

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