ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

自然の力

2017年03月03日 | ガジ丸の日常

 去年7月8日付週一日記『ハルサーの噂』で、台風の発生が遅かったことに関し、
 「デイゴがよく咲く年は台風が多い」
 「今年は発生が少ないので、後半になって・・・続けてやって来る」
 「今年は海水温が高いので、・・・記録的強烈猛烈台風となる」
などといった言い伝えやハルサー(農夫)の噂を載せたが、その記事には私の予測として「農夫の噂通りだと2号3号も間もなく発生し、沖縄地方にやってくるはず」とも書いている。しかし、その予測は結果として、半分外れた。
 沖縄島にはやってきていないが、台風は次々と倭国を襲い、先島地方を襲った。ハルサーの噂の「後半になって・・・続けてやって来る」については、9月になって昨日まで13号、14号、15号、16号、17号、18号と続けて発生し噂通りとなっている。15号、17号、18号は猛烈な強さの台風で、「猛烈台風となる」も噂通りだ。そして18号はついに、「沖縄(本島)地方にやってくる」との予報。
 しかしながら、史上最強905ヘクトパスカル最大瞬間風速80mを予想された猛烈台風18号は沖縄島を直撃せず、沖縄島も私の畑も特に被害は無かった。猛烈台風が沖縄本島地方にやってくる」という私の予報も当らなかった。

 というわけで、毎年、台風には酷く痛めつけられていた新米農夫(私のこと)も、去年2016年は、台風被害はごく少量で済んだ。というわけで、新米農夫は高笑い・・・したということは全然無い。台風被害はほとんどなかったが、その後の長雨と、それに伴う日照不足で畑の作物は順調に生育しない。自家消費の分はあったが売るほどはない。一昨年は確か、雨不足で作物が不作であった。長雨にも旱魃にも農夫は勝てない。
 さらにその後、11月以降の気温が記録的高温となり、秋植え春収獲の野菜も不作となった。ダイコンとホウレンソウはほぼ全滅、ニンジンは割れて売れないものが多く、ジャガイモは1株に1個半ほどしか芋ができない。自家用にと3株ずつ植えたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーはほとんど成長せず、セロリは小さいまま筋が入り、ピーマンは1個収穫した後は花も咲かず、ナスは1個も収穫できていない。
     
     

 負け続けている新米農夫であるが、謙虚な私は「何糞!」と自然に向かっていく気概はない。謙虚な私は「分かったよ、あんたには勝てねぇよ、あんたと仲良くするにはどうしたらいい?」と自然に問うのみである。答えは何も返ってこないが・・・。
 自然は人が生きるのに必要なものを提供してくれる。そしてまた、人は自らが生きるに必要なものを自然の中に見つける能力をかつては、野生人の頃は持っていたはず。その能力を失くしてしまった私に問題があるのかもしれない。
 例えば、長雨の時はこうすればいい、干ばつの時はこうすればいい、暖冬の時はこうすればいいなどといった知恵があるはずだ。私に自然の意図を感じる野生の能力が備わっていれば、少なくとも、多少出来が悪くても全滅ということはないはず。
     
     

 自然の力は強い。自然の力によって作物はできる。作物ができれば人は生きていける。人を生かしてくれるのだ、自然の力は偉大である。そんな自然と闘おうなんて人間の傲慢だと思う。私はだから闘わない。寄り添うだけである。
 自然に寄り添って、自然の意図がどうであれ、その流れに合わせて知恵を磨いていけばいいのだと思うようにした。私に知恵がつくかどうかはまた別の話だが・・・。
     

 記:2017.2.19 ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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