ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

アカテツ

2017年07月16日 | 沖縄の草木:公園街路

 荷物があまり無くて晴れた日には、たいてい私はバイクで通勤している。250ccの私のバイクは購入してから10年近くが経つ。最初の1、2年は、付き合い始めの恋人のように大事に扱っていたが、さらに年月が過ぎていくにつれて、手入れする回数が月に1、2回から年に5、6回へと減っていった。文句を言わない機械だから、それでもまだいい方なのである。恋人に「好きだ」という回数はもっとはるかに速く、もっとはるかに急激に減っていく。2次関数みたいなのである。・・・そんな話では無い。
 バイクの手入れ、2、3年ほど前からは半年に1回となっていた。それが去年の夏頃(あるいは春頃だったか、記憶が不鮮明)にやって以来今日(10月4日)まで、1年以上やっていない。ガジ丸HPを始めてから、バイクの手入れにかける時間を惜しむようになったのである。今では、もはや修復不可能なほどにバイクは錆付いてしまっている。
 沖縄の土壌の多くを占める赤土は、酸化した鉄が混じって、その色となっているらしい。赤い惑星、火星の表土も同じ理由で赤いとのこと。鉄は、酸化すると赤くなる。
 私のバイク、錆からの修復は不可能となった今、もはや手入れしようなどという気はさらさら起きない。放っておくつもりである。あと2、3年もすれば、錆がさらに広がり、遠目には赤いバイクに見えるようになるかもしれない。そうなればまた、私には良いアイデアがある。鉄は、小鉄、鉄五郎、鉄次など強そうな名前になり、赤もまた強いというイメージを持っている。私のバイク、錆に覆われ赤く見えるようになったら、名前を赤鉄にしようと思っている。赤鉄、いい名前だ。ユクレー島の登場キャラクターにも使おう。

 植物のアカテツ、公園などで目にする樹木だが、これもまたその名にふさわしく、見た目も丈夫で、強そうな姿形をしている。じっさい、その材は硬いらしい。
 
 アカテツ(赤鉄):公園
 アカテツ科の常緑高木 南日本、沖縄、他に分布 方言名:アンマーチー・チーギ
 樹木全体が遠目には赤味がかっているのと、材が堅く、赤味を帯びているからアカテツ(赤鉄)という名であると『沖縄の都市緑化植物図鑑』に説明がある。方言名のアンマーチー、アンマーは母ちゃんのこと、チーは乳で「母ちゃんのお乳」という意。樹液が乳状であることからと、これも『沖縄の都市緑化植物図鑑』による説明。
 高さ10mほどになる。陽光地を好み、成長は遅い。沖縄の海岸地に自生しているのを見かける。分枝が多く、樹形が乱れることがあるので適宜剪定する。剪定後の切口から腐朽しやすいので、蝋を塗るなどの腐朽防止をした方がよい。
 葉はフクギのような革質。花は小さい。材は建築や船舶に用いられる。
 
 実  

 記:島乃ガジ丸 2005.10.4 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行

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