ガジ丸が想う沖縄

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映画は旅『先生と迷い猫』

2015年10月23日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 8月20日に桜坂劇場へ行き、桜坂ファンクラブ会員の更新をしてきた。更新時には招待券を2枚貰う。2枚の期限は10月19日、2ヶ月もある。貰った時は余裕であった。が、その2枚、使う機会を得ぬまま10月となってしまった。
 「使う機会を得ぬ」は、映画を観に行く暇が無かったというわけではない。映画は雨で畑仕事の出来ない日に行こうと思っていたのと、貧乏人はガソリン代節約のためたった1つの目的で那覇へ行くのを躊躇したからという理由による。
 8月下旬に雨の日はあった。が、暑さで体に元気が無く「映画は9月にしよう」と決めたら、9月は雨の日がたった1日だけ、その日は別の用事にあてた。そんなこんなで10月になる。「よっしゃ、今度の模合(もあい:正当な理由のある飲み会)へ参加しよう、バスで那覇へ行き、映画を2本観て、電気屋を3ヶ所回って、それから模合だ、楽しく酒飲んで帰る、有意義な1日の過ごし方になる」と決める。模合は第二土曜日。

 その第二土曜日(10日)は夜中から雨、目覚めても雨、ずっと雨。雨の中、傘を差して那覇の街をブラブラするのは難儀なことと思ったので、「映画2本観て模合」を「映画1本観て模合」へと予定を変更する。ということで、午前中の時間が空いた。
 大腸癌摘出手術で入院していた友人のTが既に退院し、元気に働いているというので、彼の店へ行ってTに会う。Tは元気だった。以前とちっとも変わらない。体調良好そうなのを確信し、安心する。Tの店にしばらくいたが、その間も雨は降り続いていた。
 「雨は止まないな」と観念し、映画は1本のみと予定変更を確定して、家に帰って着替えて午後、家を出て、傘を差してバス停へ、バスに乗って桜坂劇場へ。

 その日選んだ1本は、『先生と迷い猫』という題の邦画。イッセー尾形主演ということで選んだ。若い頃、イッセー尾形の1人芝居を何度も見ている。好きな俳優だ。しかしながら、映画そのものには特に期待していなかった。イッセー尾形の個性が強過ぎて、彼ばかりが目立つ映画になるであろう、彼の世界は1人芝居で十分体験している。
 ところがどっこい。映画にはイッセー尾形と肩を並べるほどの個性派俳優が多く出演していた。嶋田久作は期待通りの雰囲気、岸本加世子も独特の空気を作っていた。他の俳優陣も頑張ってイッセー尾形一色の空気になるのを阻んでいた。
 映画の内容は、大きな事件があるわけでなく全体に淡々としている。「野良猫に餌をあげるのはいかがなものか」という考えの私なので、野良猫の世話を焼いている人々に同感はしないが、同じ町内で生きている野良に友情を感じる気分は理解できる。
          

 野良を仲介して人間たちに関わりが生まれる。わけありの少年がいて、わけありの少女がいる。何となくだが、大人たちと関わり合ったことで少年にも少女にも明りが差したように私は感じ、ちょっと幸せな気分になる。何となく幸せかも・・・で映画は終わる。
 淡々と約1時間半が流れていった。良い映画だと私は思った。約1時間半、私はスクリーンの中に引き込まれていた。プライドの高い元校長先生や大声で笑うオバサン美容師のいる町、清流の川がある町、野良猫がうろちょろしている町、その町を私は散歩しているような気分になった。「良い映画はそうか、旅の気分が味わえるか」と思った。

 記:2015.10.23 島乃ガジ丸

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