ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

実録 白アリ恐るべし前編

2015年05月15日 | ガジ丸の日常

 2010年5月

 自産自消芋計画のための畑仕事を、本格的に始動したのは2009年の10月頃だが、長靴などの畑道具の入ったコンテナボックスを常に車に載せておくため、それまで車に載せてあった洗車道具やキャンプ道具の入ったコンテナボックスを代わりに降ろした。
 降ろしたコンテナは部屋の畳間に置いた。私は概ね週に1回は掃除をする。その際、コンテナの下も掃除機をかけていたのだが、父の看病のため実家へ通い出してからの一ヶ月余は掃除をしなかった。その間、ジメジメした天気が続いたのも不運であった。
 父の葬儀も終わって、一段落した5月16日、「久しぶりにまともな(掃除機かけるだけじゃなくて、拭き掃除も含む)掃除をするか」となって、朝から精を出す。布団や毛布を干し、掃除機をかける。そしてその時、おぞましい事件が起きた。
 洗車道具やキャンプ道具の入ったコンテナを一ヶ月以上ぶりに置いてあった場所から移動しようと持ち上げた。「うわっ!」と叫ぶほどの光景がそこにあった。コンテナを置いてあった個所にたくさんの白アリがいたのだ。畳表が食われていた。
     
 白アリを掃除機で吸い取り、泥が付いたようになって、一部は腐って黒ずんでいる部分の畳表を切り取り、切り取った部分に殺虫剤をたっぷり撒き、その後、部屋中の床をアルコール除菌剤を使って拭き、これで一件落着・・・となったはずであった。が、
 一週間後の23日(日曜日なので掃除の日)、白アリ被害にあった畳を日干しにしようと持ち上げた。「うわっ!」と叫ぶほどの光景がそこにあった。畳の下には夥しい数の白アリがいたのだ。床板の一部が食われて、穴が開いていた。
 そこの白アリは掃除機で吸い取ったのだが、泥の付いたような白アリの通り道が他の畳の下へも続いていた。案の定、白アリは広がっていた。特に隣との壁際が酷かった。壁際に置いてあった本棚も食われていた。本棚の本も食われていた。ユクレー島物語の原画が描かれてあるスケッチブックも食われていた。「白アリ恐るべし」であった。
     
     
     

     

     

     


 2010年6月

 私の住んでいるアパートは四畳半の和室が二部屋に、三畳ほどの台所とトイレ兼シャワールームが付いている小さなアパート。おそらく築40年は経っているであろうボロアパート。鉄筋が膨張し、コンクリートが剥げている個所も無数にある。
 四畳半の和室、一つは寝室に使い、もう一つは居間として使っている。5月16日、久々に本格的な(拭き掃除を含む)掃除をしたら四畳半の居間に白アリを発見する。そこの畳を上げたら、畳の下には白アリがウジャウジャいた。その日以来、白アリ駆除、殺菌消毒、引っ越すかもしれないので部屋の整理整頓、隅々までの掃除などを行ってきた。
 部屋の整理整頓、隅々までの掃除は時間がかかった。四週間近くが過ぎた6月10日、部屋の荷物もある程度整理がついて、これでしばらくは快適な生活が送れるという状態に居間の模様替えもできたので、「さて、寝室も隅々まで掃除するか。」と着手。

 寝室にはテレビボードが置いてある。10年以上その場から全く動かしていない。それを動かした。白アリがいた。畳を上げると白アリはウジャウジャいた。居間にあるサイドボード、オーディオ、ベッドなどを全て運び出し、畳の上に敷いていた竹製のラグを取り去る。ラグの下、畳の上には白アリが無数にいた。四畳半の畳を全て外に出す。ベッドの枕元付近の床に白アリの巣のような物があった。巣は床板の上に盛り上がるようにして、床下の床板を支える角材から続いていた。角材のその辺りは土と化していた。
     
 白アリの巣は地面の下にあると私は聞いていた。私の部屋は2階にある。よって、白アリは1階から伝ってやってきているものと思っていた。ところが白アリは、2階の床の角材を土に変えて、そこに巣を作っていたのだ。恐るべし白アリ。
 巣に白アリ用殺虫剤をたっぷりかけ、薄い鉄板で巣をこそぎ取る。巣の半分は床下に落ちてしまったが、白アリ用殺虫剤を1本まるごと床下に吹き付ける。寝室の床板は白アリに食われてあちらこちらに大きな穴が開いているが、新聞紙を敷き詰め、その上から茣蓙を敷いて、とりあえず部屋を使えるようにした。出してあったベッド、パソコン台、パソコン等を部屋に入れる。ベッドの位置は変えた。白アリの巣のあった個所が枕元というのは気分がよろしくないので、比較的被害の少なかった個所を枕元にした。

 その後、白アリの発生した部屋からいつでも引っ越せるようにと、部屋の掃除、整理整頓を続けた。一時、実家へ避難し、今の部屋を修理して貰い、そして戻る、ということにし、荷物を少しずつ実家へ運び、6月30日、引っ越し作業を終えた。
     
     
     


 2010年7月

 白アリに食われた箇所の写真に「6月28日(月)までに部屋を片付け、29日(火)の朝9時までには部屋を空っぽにし、しばらく実家にいます。その間に、修理をお願いします。」なる文書を添えた『不具合箇所報告書』なる書類を作成し、大家に渡した。
 「2週間はかかるでしょうね」と言う私に、「いや、いつも頼んでいる慣れた大工だから、1週間で済むよ」との答え。28日の夜には7月分の家賃を払いながら、「明日出て行くので、修理よろしくお願いします」と大家の奥さんに言った。奥さんも「家賃、悪いわねー」と言いつつ、修理に関しては「解ったわ」と 返事した。
 であったが、7月7日、修理の進み具合を確認しにアパートを見に行った。部屋は修理されていない、どころか、大工が修理に入った形跡すらない。その1週間後の7月14日になってもまだ、大工が入った形跡はなかった。「1週間で済むよ」と大家は言っていたが、リフォームが終わったのはやっとかっとの7月31日、部屋はまあまあきれいになっており、畳(表だけ)も新しくなっていた。この日から引っ越し作業に入り、そして、翌8月1日から住み始める。心安らかな日々がようやく始まった。
     
 白アリ騒動はとんだ災難だったが、「白アリは恐ろしいもの」と解っただけでも人生の大きな勉強となった。将来、自作の木造小屋に住もうと思っている私なので、この経験は大いに役に立つ。白アリは私の平和を脅かす奴であることも解った。予防が大事。
 ということで、白アリ騒動は一件落着・・・のはずであったが、後編に続く。 →後編

 記:2010.8.11 島乃ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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