ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

セマルハコガメ

2011年04月28日 | 沖縄の動物:両性・爬虫類

 希少な天然記念物

 一昨年の秋(2005年11月)、八重山を旅した時に、西表島でセマルハコガメを見つけ、写真を撮った。セマルハコガメはそれ以前にも、沖縄島のヤンバル(山原、沖縄島北部の通称)にある沖縄島最高峰、与那覇岳を散策した時に見ている。元々生き物に興味がある方では無く、そして、その時はまだガジ丸HPを始める前だったので、そのカメを写真に撮ることはしなかった。が、西表島で見た時はすぐに写真を撮り、家に帰ってすぐに文献を読み、そして、下の説明文もその頃に書いている。

  セマルハコガメは国指定天然記念物となっている。沖縄にはもう一種、国指定天然記念物の陸ガメがいる。リュウキュウヤマガメという。これもヤンバルに生息する。
 ヤンバルへ行って、リュウキュウヤマガメの写真を撮って、セマルハコガメと一緒にホームページに載せようと考えて、既に写真を撮り、説明文も書いているセマルハコガメの紹介は延期していた。そして、2年が経った。この間、仕事などでヤンバルへ出かける機会は数回あったのだが、いずれも山を散策する時間は取れなかった。
 キャンプでヤンバルへ行ったならば、山を散策する余裕はある。リュウキュウヤマガメも探せるはずだ。ところが、この2年、キャンプへの誘いの声もかからない。
 10年ほど前までは年に2回程度、5年ほど前までは年に1回程度、私はヤンバルへキャンプに出かけていた。キャンプ仲間は男女合わせて10人から15、6人いた。その中から4組が結婚し、1組の内縁関係ができ、今も続いている。それが10年ほど前のことで、その後、まあ、当然の成り行きなのであろうが、キャンプの機会が減ったのだ。

 
 セマルハコガメ(背丸箱亀):爬虫類
 カメ科の爬虫類 石垣島、西表島、台湾、中国に分布 方言名:カーミー
 背中(甲羅)が丸いのでセマル(背丸)、身に危険が迫ると頭、尾、足を引っ込めて甲羅に蓋をし、箱状になることからハコガメ(箱亀)という名前。
 腹甲(甲羅の腹側)の上部(頭側)と下部(尾側)の一部が蝶番で繋がったドアのようになっていて、それが開いたり閉じたりする。上部のドアの中には頭と前足、下部には尾と後ろ足が収まる。腹甲が動くカメの仲間は世界に8種ほどいるらしい。
 陸ガメは世界的にも希少になっていて、保護の対象となっているらしい。セマルハコガメも絶滅が危惧される種とのこと。国指定天然記念物となっている。そんな希少なカメを発見し、写真が撮れたことは、とても幸運なことだったのかもしれない。
 文献に記載は無かったが、私が見た個体は、甲羅の長さが18センチ前後あった。
 
 2011年9月、西表島の観光施設で飼育されていたもの。

 記:ガジ丸 2007.12.10 →沖縄の動物目次
 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行

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