ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

やっと辿り着いた八合目

2014年02月18日 | ガジ丸の日常

 去年(2012年)11月17日に、最初の購入希望者Aさん(イニシャルではなく順番)夫婦に会い、家土地売買に関して話し合い、しばらくして結果はキャンセル。年明けての2月にBさん夫婦と交渉し、これもしばらくしてキャンセル。
  そのころから売却する実家の、家財道具などの整理を始めた。整理は、私、及び親戚友人たちに必要なものはそれぞれに持って行って貰って、残ったものは業者を呼んで処分するつもりであった。1ヶ月、遅くとも2ヶ月では終わると予想した。しかし、実際に父や母の部屋などを片付けていると、必要ではないが残しておくべきであろうと思われるようなものがたくさん出てきた。残しても私に置き場所は無いので、写真に撮って記録として残し、実物は処分という手段を取った。記録として残すかどうかを判別し、写真、またはスキャンしてパソコンにそのデータを保管する、その作業は時間がかかった。
     

 3月頃から噂を聞きつけて不動産会社がやってきた。「不動産の売買仲介を私どもにお任せ下さい」ということ。会って、話をした不動産会社は全部で7社、その内3社が具体的に金額を提示し、その中の2社が「これで契約を」と申し出た。
  ではあったが、上記の通り、家財道具の整理には時間がかかり、畑仕事をやりながらの私は1~2週間に1度しか実家に行けないため、「家の片付けに時間がかかる。契約はそれが済んでからにしてください」と不動産会社さん達を待たせた。
 7月になると、今度は義兄が「僕が買いたい、お金の調達ができるかどうか、その上で女房と相談してからになるから8月末まで決定は待ってくれ」と言うので、待った。であったが、8月上旬、支払いを確約する書類を作って義兄にサインを求めたが、義兄はサインどころか、その書類を全く無視して帰ったので、義兄もキャンセル。
     

 8月下旬、前とは別の不動産会社がやってきて金額を提示し、契約を求めた。であったが、その少し前に、付き合いのある従姉が「私が買いたい」と言う。で、従姉の購入確約ができるまで、つまり、お金が準備できるかどうか確認できるまで待った。
 そして9月中旬、「お金できそうなので必ず買う」と従姉から連絡が入る。よって、不動産会社の仲介する売買を、その時点で全てキャンセルした。
 9月25日、この日、従姉と売買契約を結ぶ予定であった。が、従姉から「お金ができそうにない。ごめん」というメールが入った。肩がどっと重くなった。去年11月から2転、3転、4転、5転、6転した売買交渉は、結局すべてが破談となって、買い手探しは一からやり直しとなった。「いったいいつになるやら」と溜息も出た。

 それでも10月上旬、Cさんという購入希望者を紹介されて交渉に入る。その約2週間後にCさんはリフォームの見積もりをさせるため業者を連れてきて、購入する方向である旨を私に告げた。「あー、これでやっと終わるか」と期待した。
 ところがそれ以降、ほぼ一ヶ月近くの間、Cさんから何の連絡もない。銀行ローンが不調に終わったのだろうと判断し、以前契約を断った不動産会社の一つに「また頼むかもしれません」と電話したら、「任せなさい」と答えてくれた。
 ところがその翌日、何の連絡も無かったCさんから「契約したい」と連絡が入る。どこで契約を交わすかという場所の指定もなく、一ヶ月近く何の話もなしですぐに契約はおかしかろうと私は思って、「契約ですか、それでもいいですが、とりあえず一度会いましょう」と応じ、契約する場合も考え、不動産売買契約書なるものを作成し、委任状や登記書類、手付金を貰った時の領収書など必要なものを全て準備し、知人の司法書士にお願いして、彼女に立ち会って貰い、彼女の事務所で会うことにした。

 当日、契約内容についてあれこれ話をしている中、不動産売買契約書に記してある私が付けた条件についてCさんは異議を唱え、「これは条件から外し、これは変更してくれ」となった。当日持って行った不動産売買契約書とほとんど同じ内容の書類、つまり、これこれこういう条件で売りますといった書類は、最初に会った日に渡している。その書類を読んで納得したから「契約しましょう」だったんじゃないの?と私はガッカリ。
 私が付けた条件は不動産会社が仲介して買うより買い手は300万円余も得する金額であり、そうする代わりに付けた売り手に有利となる条件。ただ、その条件によって売り手が得する額はせいぜい3~50万円ほど。なので、差し引き250万円以上もCさんは得することになる。「それらの条件があるからその金額なんですよ」と言うと、「金額はそのままで」ときた。もっと得したいという考えのようであった。
 Cさんはまた、「これから銀行ローンを組むので全ての費用がいくらになるか早めに知りたい」とも言う。「えーっ、ローンの申請に時間がかかったから一ヶ月も連絡無しだったんじゃないの?ローンがOKになったから「契約しましょう」ではなかったの?」と私は口には出さず、心で思い、「こりゃ破談だな」と、これも口には出さなかったが、心で決めた。「あー、またダメか」と顔には出さなかったが、心で泣いた。

 Cさんが事務所から出た後、司法書士のK女史と少し話をして、「ダメですね」と私は本心をちょびっと漏らして、そこからすぐに近くに住んでいるBさんに会った。Bさんは以前契約を断った不動産会社の一つと親しく、「また頼むかもしれません」と伝えてくださいと依頼した。しばらくしてBさんから「いつでもOK」と返事があった。 
 「よし、もうそこにしよう」と、その不動産会社に売ると決めかけた矢先、Cさんを紹介してくれた友人の税理士H女子から「CさんがダメでもDさんがいます、元々Dさんが本命です、DさんがCさんに先を譲ったのです、さっそくDさんに打診してみますね」と連絡があり、翌日、Dさんから電話で「私が買います」となった。10月上旬にCさんと会って以来7転、8転、9転した売買交渉は、ここでやっと光が見えてきた。
 そして、ついに、今週水曜日(27日)、去年11月から始まった不動産売却の終幕の始まりとなる。その日、契約にこぎつけることができた。肩に乗っていた1トンほどの重しが取れた気分になり、その夜はいつもより数倍値段の高いワインを開けた。
     
     

  契約終了はでも、まだ頂上では無い。契約は売ります買いますの約束で、売買金額と不動産の所有権移転のやり取りではない。所有者3人(姉、弟、私)の登記移転手続きに必要な書類が揃って、登記移転手続きができる段階になって、司法書士立ち会いの元、手付金を除いた残金と登記移転を交換して、全て完了となるらしい。
 必要書類が揃うのは、私はすぐ、というか、もう既に契約の日に司法書士のK女子に預けた。弟の場合はたぶん1~2週間で済むが、アメリカに住んでいる姉は時間がかかる。よって、家土地の引渡し(売買金額のやり取り)日は来年1月か2月になる。だから、今はまだ山の頂上に辿り着いたことにはならない。でもたぶん、八合目辺りには来ている。頂上は見えている。フッ、フッ、フッと笑いが顔に出て、心も笑った。

 記:2013.11.28 島乃ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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