ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ウルマクロハムシダマシ

2014年06月20日 | 沖縄の動物:昆虫-甲虫目

 春によく会いますね

 歌詞をほとんど覚えていないが、「・・・うるまじまー」と歌う民謡がある。古い民謡で私は子供の頃から耳にしている。で、「うるまじま」が沖縄島を指していることも知っている。沖縄産タバコに「うるま」という銘柄があったからそうと知ったのかもしれないが、その辺は深く追求しない。どうでもいいこと。
  「うるま」は沖縄島の美称だと聞いていた。つまり、「きれいな島だぜ」と沖縄人がわが島を褒めたか、「きれいな島だねぇ」と中国人や倭人が褒めての名前らしい。が、調べてみると、ウルは砂礫という意、マは島という意の沖縄語とのこと。砂礫の島が何で美称かについては不明。それにしても、そうであれば「うるまじまー」は可笑しい。砂礫島島と島が重なってしまう。まぁ、ここは深く追求しない。どうでもいいこと。

 ウルマクロハムシダマシに最初に出会った、ではなく、気付いたのは2006年4月の こと。他に似たような虫がいなかったので、調べて、すぐに何者か判明している。その後もちょくちょく会ってはいたと思うが、今年の4月になって、私の畑で目立つようになった。ウルマという名前が記憶に強く残っていたので、「こ奴は奴だな、ウルマだな、ウルマ何だったっけ?えーとっ・・・」としばらく時はかかるが、古びた脳味噌でも「そうだった、ウルマクロハムシダマシだ!」と思い出すことができる。
 彼は人懐こい性格のようで、畑小屋で一服している時や、洗い場で洗い物をしている時などに、私のすぐ目の前に飛んできて近くに止まってくれる。時にはバケツの水の中に飛び込んで溺れたりもしている。飛ぶ虫の中では写真の撮り易い虫の一つである。

 5月までは頻繁に現れた人懐っこいウルマクロハムシダマシ、6月の上旬までは少しいたが、今(6月中旬)はもう見ない。春の虫ということだ。毒虫でもないし、邪魔にもならないし、私としてはいてくれてもちっとも構わない。だからといって、来年の春会えるのが楽しみ・・・ということもない。来るものは拒まず、去るものは追わずの虫。

 
 ウルマクロハムシダマシ(砂礫島黒葉虫騙し):甲虫目の昆虫
 ハムシダマシ科 沖縄島に分布 方言名:不詳
 名前の由来は資料が無く不明。ハムシダマシはハムシに似ているがちょっと違うということであろう、クロは「体全体が黒~黒褐色」からであろう、ウルマは「琉球の雅名」で沖縄島に分布ということからその名をつけたのであろう、などと想像する。
 ウルマに砂礫島と漢字を充てたのは私の勝手な仕業。『沖縄大百科事典』によると、ウルは砂礫という意、マは島という意の沖縄語であることから。
 体長8~10ミリ。沖縄島ににのみ分布し、沖縄島の特産種とのこと。成虫の出現は4月から5月。「体全体が黒~黒褐色で、体背面に灰白毛を全面に密生し」が特徴。私の畑に多くいるが、どの木、どの草にもいて寄主がはっきりしない。植物を食べているのか動物を食べているのかも不明。文献にもそれらの記載は無かった。
 
 交尾

 記:2014.6.10 ガジ丸 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『学研生物図鑑』本間三郎編、株式会社学習研究社発行

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