ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

初町民

2017年05月11日 | ガジ丸の日常

 私が産まれたのは母親の里である南風原村(今は町)だが、戸籍を見ると私の本籍は那覇市三原となっている。父の自伝で確認すると私が1才になったかどうかの頃、一家は南風原から那覇市崇元寺に越し、崇元寺に3年間いて、その後、那覇市三原となる。
 その後、私が4、5歳の頃、父母と私と弟は祖父母と姉を三原に残して、コザ市(現沖縄市)に一時期(2年ほど)住んでいた。私はコザ市泡瀬にある(全然似合わないけど、たぶん母の見栄)クリスチャンの幼稚園に通っていた。小学校1年生になると、那覇市三原に戻って那覇市の松川小学校、2年生からは同じく那覇市の泊小学校。両親が捩じり鉢巻きして働いて、那覇市泊にマイホームを建て、そこに移り住んだのであった。
     
 その後はずっと那覇市泊に住み、高校2年から浪人1年までは那覇市首里石嶺に1人住まいした。大学に入ると、大学の5年間(1年留年)は武蔵野市吉祥寺、武蔵野市境、小金井市、国分寺市と転々とし、大学を卒業すると即、沖縄へ帰り、実家住まい。
     
     
     
 実家には1982年3月から1993年12月まで住み、その12月に私は実家を出て首里石嶺に引っ越し、2011年9月、首里石嶺から宜野湾市我如古に引っ越す。そして去年(2016年)12月、我如古から西原町幸地の現在の住まいへ越した。思えばこの間、私は生まれた時を除けば15回の引っ越しを経験している。
     

 過去を振り返ったついでに、もう少し詳しく振り返ってみると、
 約23年前の1993年12月、私は実家を出て首里石嶺に引っ越している。その数年後、恋をして、振られ、生きることに弱きになって、結婚でもするかと思って、若い可愛い女性と付き合って、やはり結婚は嫌だと思って、別れてもらって、母が死んで、滅多に見ない美女と出会って、惚れて、振られて、7年前に父が死んで、翌年首里石嶺から宜野湾市のアパートに越して、会社からしばらく休んでくれと言われ、農夫になって、などなどといろいろなことがあった23年余だが、楽しいこともたくさんあり、悲しいこともたくさんあり、青春していたなぁ、人生していたなぁという感想。
 ではあるが、首里石嶺から宜野湾市我如古に引っ越した2011年9月以降、我如古から西原町幸地に引っ越した2016年12月から数ヶ月が過ぎた現在2017年5月までの最近の約6年間は、ほとんど事件の無い6年間であった。淡々と過ぎて行った。
 それから考えると、青春が遠のいた後期オジサンの人生は、これから先も淡々と過ぎて行くであろう。ほぼ毎日畑で淡々と働き、飲みにもあまり行かず、デートもあまりせず、良いことも悪いことも少しずつあって、独り静かに時を消費していくだろう。
     

 過去を振り返ったついでに、「おや」と気付いたことがある。
 生まれた時を除いて私の住所は那覇市→コザ市→那覇市→武蔵野市→小金井市→国分寺市→那覇市→宜野湾市となっている。思えばずっと市民であった。ところが、2016年12月に引っ越してきた所は西原町、生まれて初めて私は町民となった。
 町民を広辞苑で引くと「町の住民」とだけの説明しかないが、私が先ず浮かぶのは、
 「えーいっ!町人の分際で無礼千万、そこに直れ、無礼打ちしてくれるわ!」といった時代劇の中の侍のセリフ。町民は侍に私刑されるような身分だ。であるが、私がもし、当該町民であったとしたら、「何言ってやがんでー、侍だって同じ人間じゃ無ぇかよー、何で肩がぶつかったくれぇで切られなきゃならねぇんだよー、バカ言ってんじゃねーよ」などと大いに反抗する。場合によっては殴り合う。密かに空手を習っている町民の私は、相手の侍をボコボコにする。そんな痛快時代劇にしてしまう・・・しまいたい。

 広辞苑ついでに、市民も引いてみた。「市の住民」の他に、
 「国政に参与する地位にある国民。公民。広く、公共空間の形成に自律的・自発的に参加する人々」とあり、また、「ブルジョアの訳語」ともある。何だか難しい。
 「私は市民です」というと、何か面倒な責任も負わされそうだが、「私は町民です」というと、のんびりと生きていけそうな気がする。ということで、初町民となった私はこの先何年生きられるか分からないが、のんびり生きて行こうと改めて思った。
     
     

 記:2017.5.7 島乃ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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