ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オジサン5人旅 2、有田編

2014年02月18日 | ガジ丸の旅日記

 7、快適な鉄道の旅

 博多から佐世保までは、特急みどり号で行った。2時間近くの鉄道の旅、私の予定では、車内でオジサン同士向かい合って飲み食い旅、だったが、朝早い時間(8時25分)の出発で、朝食をしっかり食べたこともあって、肴がお腹に入らない。で、酒がすすまない。昨晩買って置いた日本酒は、私一人でちびちびとやっただけだった。
 電車は揺れも少なく快適、沖縄では見られない田園風景を車窓から眺めながら、昨夜の屋台のこと、一昨夜の同窓会(旅の前夜、高校の同窓会があった。10年ぶりの同窓会でもちろん、遅くまで飲んだ)のことなど語りながら、気持ちの良い時間を過ごした。
 佐世保手前の有田で、GTと私は途中下車。残った3人はそのまま終点の佐世保まで行き、佐世保に単身赴任している友人UT(この旅の目的の一つは、彼を励ますこと)に迎えられて、UTコーディネートの佐世保観光の予定。私の関知しない佐世保観光の顛末は、3人から後で聞いたところによると散々だったらしいが、これは後述。

 8、柿右衛門のコーヒーカップで

 有田の町を、GTと二人でブラブラする。先ずは、有田駅から歩いていける場所にある佐賀県立九州陶磁文化館へ、展示内容は質も量も充実していた。見応えがあった。今まで、「これの何が良いのだろう」と疑問に思っていた青磁が、本物の一流の作品をじっくり観て、「この緑の深さを、愛する人は愛したのだ」ということが解った。収穫だった。
  駅に戻ってバスに乗り、終点の有田焼直売会館前で降りる。そこからブラブラ、あちこち覗きながらオジサン二人、歩く。金木犀の花が咲いていて、甘い匂いを漂わせていた。
 「コーヒー100円」という看板が目に入った。歩き疲れてもいたので、躊躇なくその建物の中へ入る。有田館という名の観光案内所だった。その2階が喫茶室。壁いっぱいに陳列されているたくさんのコーヒーカップの中から好みのものを選んで、それにコーヒーを入れて飲ませてくれるという。私はやはり、柿右衛門にすぐ目が行った。選んだ。
 オジサン二人、煙草を燻らせながらコーヒーを飲む。おそらく2万円くらいはするであろうコーヒーカップに100円のコーヒー、美味かった。気分は上々。
     

 9、観光地では無かったのね

  昼飯時はとうに過ぎていたので、コーヒーの後、食い物屋を探す。無い。あっても閉っている。日曜日だから閉っているのだ。食い物屋は少ないし、休日に閉っている店が多いということは、つまり有田の町は観光地では無いということだ。
     
 壷屋焼きと違って、有田焼は世界的なネームバリューがある。物を作って日本各地、世界各地へ販売する、という製造業のみできっと、生活は成り立っているのだろう。観光客を呼んで、観光客相手に商売をしなくてもいいわけだ。だから、その日、連休の中日だというのに町行く観光客の姿は少なかった。我々が見かけたのは、同じバスに乗 り込んだ2人の若い女と、3人の西洋人くらい。今衛門の店に入った時に10人くらいの客がいて、いるところにはいるんだと思ったのだが、それでも全部足して20人に満たなかったであろう。・・・有田陶器市の日には大勢の観光客でごったがえすとのことだった。
 有田市役所前に蕎麦屋と飲み屋を足したような店があった。営業中と出ていた。喉がビールを欲しがっており、腹が何か食う物を欲しがっていたので、入った。有田名物の“ごとうふ”という口に入れた感触はジーマーミトーフ、味は普通の大豆の味というのがあって、蕎麦とその“ごとうふ”を肴にビールを飲んだ。蕎麦も“ごとうふ”も旨かった。静かな町の佇まい、陶磁文化館の質の良さ、金木犀の匂い、100円のコーヒー、柿右衛門のコーヒーカップ等々、オジサン2人は大いに満足して、有田の町を離れたのだった。
     

 記:ガジ丸 2003.10.18  →ガジ丸の旅日記目次

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