ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ユンタクの勧め

2016年04月01日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 ワンルームのアパートで1人暮らしをし、雨の日はそこでパソコン作業、掃除、その内予定している引っ越しの為の荷物整理などをして1日1人で過ごし、雨で無い日は300坪の畑に出勤し、1人コツコツと畑作業をしている私は、日常ほとんど口をきかない。例えば先月3月の1ヶ月間、私が誰かと話をしたのは、自分の畑へ行く前に寄ってくれる先輩農夫Nさんと6回、友人の脱サラ八百屋Kと1回、友人Oの店へ行って3回、畑を訪ねてくれた友人G夫妻と1回。それだけ、全部足しても4時間に満たない。1ヶ月でたったの4時間だが、飲み会とか倭国から友人が訪ねてくるとかなど特別な集まりがない限り、毎月だいたいそんなもの。そのうち言葉もしゃべり方も忘れてしまうかもしれない。
 3月には、特別な集まりが1つあった。10名余の会合に私は参加し、そこでたくさんの話を聞いた。でも、私がそこでしゃべったのは2~3分程度。その集まりでは、全員が私の年配者、社会人として立派に働き、世のため人のため活躍し、様々な経験をしてきた人達。その話が興味深くて、私はいくつかの質問以外に発言する暇が無かった。

 3月のある日、1月の宜野湾市長選で、オール沖縄側の候補者を熱心に応援していた従姉の亭主から電話があって、「参議員候補者の伊波洋一さんを囲んでの懇親会がある。参加しないか?」とのこと。私は快諾して、3月22日、その懇親会へ参加した。
 懇親会はある喫茶店で行われた。候補者とその奥方の他、彼を応援する有志たちが10名余りいて、コーヒーとケーキを食べながらのおしゃべり。政治関連の集まりに参加するのは、私は初めて。国の議員でも地方の議員でも、知事とか市長とかであっても、その候補者と声を交わすのも私は初めて。候補者自身は都合により2時間ほどで席を立ったが、その2時間で候補者の人柄を私は私なりに認識できた。柔らかな人であった。
          

 懇親会の間、私はずっとメモをしていた。様々な経験をしてきた年配者達が語る中で気になることを書き留めていった。家に帰って、そのメモを見ながら思った。「たまにはユンタクもした方がいいな」と。知らなかったことを知った、疑問に思っていたことの答えが見つかったなど、知識が増えた、物事をより深く理解することができたというだけではない。「こんなものの考え方をする人がいる」ということ、つまり「人を知る」ことができるということが、ユンタクの大きな効用ではないかと思った。
 これからの社会を担っていく若い人たちにこそユンタクを勧めたい。ユンタク相手にはオジサンオバサンも含めて、オジーオバーも含めて、世の中には様々な人々が生きているということを実感して欲しい。候補者ともユンタクして、政治を考えて欲しい。1ヶ月に4時間ほどしかユンタクしない私が言えることではないのだが・・・。

 懇親会でのユンタク、経験豊富な年配者達の話は、私にとって興味深いことがいろいろあったのだが、字数も無いので、そんな中から1つだけ。
 候補者以上に政治を経験してきた人は若い頃、ヤマトゥ(倭)から来た新聞記者に「中国が攻めてきたらどうしますか?」と訊かれたらしい。若い彼ははっきりとした答えを述べなかったとのことだが、その話を聞いて、「倭国の記者は中国と仲良くするにはどうしたらいいかとは考えなかったのだろうか?・・・それが大事だろ?」と私は思った。
          

 記:2016.4.1 島乃ガジ丸

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