ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

出所確認

2011年04月01日 | ガジ丸通信-社会・生活

 表題の「出所」、「しゅっしょ」と読むと「刑務所から出る」という意味になる。
 春の日差しの中、刑務所の門を出る。そこに立っている看守に、
 「世話になりました」と、少し頭を下げ、挨拶する。
 「もう、戻ってくるなよ」と、看守は優しい声をかける。
 どうかなぁ、この先大丈夫かなぁ、俺。と思いつつ、新たな人生を歩き出す。・・・このようなシーンが思い浮かぶのが「しゅっしょ」。
 「出所」はまた、「でどころ」とも読み、この場合は「物事の出て来たもと」という意味になる。「噂のでどころ」などと使う。

 ほぼ一年前の去年2月、沖縄島で地震があった。前夜、私は少量の晩酌を終えて、ほろ酔いの気持ち良さで、2月の気持ち良い気候の中、気持ち良く寝ていた。地震は翌日の未明にあり、のんき者の私なので騒ぐことは無かったが、そんな私でも目が覚めるほどの揺れであった。震度4、関東ではよくある震度だろうが、沖縄では99年ぶりの揺れ。
 その翌日、友人Hから「大地震の前触れだそうだ」という噂を聞く。噂の出所は彼の娘とのこと。で、その娘にメールした。「本当らしいよ、友達が言っていた」と彼女から返信があった。噂の出所は、どうやら素人の「何となく、そう思う」から来たようだ。「水とか乾パンとか買っておくかなぁ」と、私は彼女に再メールしながら、もちろん、水も乾パンも買いに行くことはしない。出所不確かな噂は信じない。

 前々回の沖縄県知事選、だったか、前前々回だったか記憶は確かでないが、ある候補に女性問題の噂が流れていた。その候補を応援している従姉が、
 「こんな噂流れて、困るよねぇ。」と言う。
 「ただの噂だろ、影響無ぇだろ。」と私が応じると、
 「女はこういうの気になるのよ、影響大きいよ。」と従姉は答えた。
 噂の出所を確認すること無く、女は噂を信じるのだろうかとその時思った。

  二ヶ月ほど前、私のPCメールに「これと同じメールをそのまま8人に送ってください」と書いてあるメールがあった。発信元は従姉(上述の従姉の妹)だ。ふむふむ、なるほど、これが噂のチェーンメールというやつか、ふむふむ、なるほど、従姉のような人間がこんなの信じてチェーンメールに加担するのか、と思つつ、メールの本文はどうでもいい内容だったので、私は当然、無視した。

 「トイレットペーパーが無くなる」という噂があると、それを信じてトイレットペーパーを買い占めに走る。「お前が買い占めるからトイレットペーパーが無くなるんだぜ」と私は思う。何故、出所(でどころ)確認もせず、噂に踊るのか、自分と自分の家族だけ助かればいいとでも思っているのか、などと思いつつ、「自分と自分の家族だけ助かればいい」という思いも理解できないわけではない。皆が噂に踊っている中、自分だけ呑気にしていると、「自分と自分の家族だけが損をする」ことになるからね。
 でも、皆が賢く冷静に対処すれば、パニックは起こらない、とオジサンは思うね。
         

 記:2011.4.1 島乃ガジ丸

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