ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

クロジャノメアツバ

2016年02月05日 | 沖縄の動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 懲りないオヤジ

 オヤジギャグを時々発し、一部(特に若い従妹の娘など)からヒンシュクを買っている私でも「ジャノメ」というと素直に蛇の目傘を思い付く。そして、子供の頃に歌った「あめ、あめ、ふれ、ふれ、母さんが、じゃのめでお迎え・・・」を思い出す。小学生の頃、私も含めクラスの誰も蛇の目傘を差しておらず、よって、実物を見たことは無く、音楽の本にあるイラストから「蛇の目傘は和傘のことかな?」という認識でしかなかった。
 大人になってからだが、蛇の目が「環となっている模様」であることを知る。環と言ってもピンと来ない人のために言うと、リングとか、浮輪の形の模様のこと。

 名前からすると、この蛾にはリング模様がある。実際は、私が見た1匹の個体に限って言えば、リング模様はさほど目立ってはいない。図鑑の説明文には「環状紋」と記載があり、名前にもなっているので目立つはずだが、たぶん私の目が悪いのかもしれない。

 「もうこれ以上飲めそうもないし、そろそろ帰るか。」
 「外は雨だぜ、もう少し飲んで行けよ。」
 「ママさん、余っている傘ない?」
 「ごめんね、日傘しかないわ、蛇の目の。」
 「日傘じゃピチピチジャブジャブの蛇の目でもしょうがないなぁ。」
 「じゃぁ飲め」
 ・・・懲りないオヤジです。

 クロジャノメアツバ(黒蛇の目厚翅):鱗翅目の昆虫
 ヤガ科 奄美諸島、沖縄島、八重山諸島、台湾、太平洋地域に分布 方言名:ハベル
 名前の由来は資料が無く正確には不明。クロ(黒)は体色が全体に黒いから、ジャノメ(蛇の目)は翅にそのような模様があるから、アツバ(厚翅)は翅に厚みがあるからだと思われる。ちなみに、蛇の目は「輪貫と呼ぶ環の文様の俗称」(広辞苑)のこと。
 「輪貫と呼ぶ環の文様」が本種にあるかどうかについて、素人の私には確信持って「ある」とは言えない。『沖縄昆虫野外観察図鑑』の記述に「環状紋と腎状紋は黒色の型と白色の型や中間的なものがある」とあり、その環状紋がジャノメの由来と推測できる。写真をマジマジと見て、翅表に白い丸点を確認できたが、たぶん、それが環状紋であろうと思われる、確信は無い。でも、全体的には私の写真と図鑑のそれはそっくり。
 前翅長17ミリ内外。山地や平地の林に住む。まだよく研究されていない種のようで、食草については「枯葉?」と?が付いていた。
 
 成虫
 
 記:ガジ丸 2016.1.21 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« オールモスト沖縄 | トップ | 2016.2.5 ゴールはもうすぐ »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。