ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ネットハウス作り

2015年07月03日 | ガジ丸の日常

 ゴーヤーという沖縄語はもう全国的に認知されているようで、NHKラジオのアナウンサーも「ゴーヤー棚がどうのこうの」と話していた。ゴーヤー、和語ではニガウリ(鹿児島ではニガゴリらしい)と言う。ところが、ゴーヤーと共に夏野菜の双璧とも言えるナーベーラーという沖縄語は、残念ながらまだほとんど知られていないみたいだ。
 ナーベーラー、和語ではヘチマと言う。ナーベーラーの味噌煮はウチナーンチュの(おそらく)多くが大好きな庶民の味だ。ナーベーラーは水分を多く含んでいるので煮る時に水は必要とせず、ドゥージルニー(自分の汁で煮るという意)する。これが旨い。
 料理の話では無かった。ナーベーラー、毎年畑に植えているが、一昨年は1個も収穫できず、去年は台風前に小さいのを1個収穫しただけ。いつも失敗している。失敗の原因、去年は台風もあったが、大きな原因は虫害、ウリハムシが食害し枯らしてしまう。ナーベーラーだけで無く、キュウリもずっと失敗している。これも虫のせいだ。「虫除けネットを張ったハウスの中で育てるしかないな」と今年は考えていた。

 今年春(3月下旬~4月)、部屋の模様替えをした。そのついでに、実家から持ってきた荷物の整理も少しやった。実家から持ってきた荷物は、捨てていいものか残した方がいいのか迷って取り敢えず持ってきたもので、たくさんある。住まいである1ルームのアパートだけでなく、畑の小屋や物置にも多く置いてある。
 小屋に置いてあったものの中に蚊帳(かや、今は死語か?)らしきものがあった。広げてみると普通の蚊帳では無い。テントの形をしている。テント用の蚊帳みたいである。テント用の蚊帳?家族でキャンプをするのは、少なくともキャンプ道具を所持しているのは私だけだ。ということはこのテント蚊帳、私のものである。買った記憶も使った記憶も消えている。買って、実家の物置に仕舞って、そのまま忘れ去ってしまったようだ。
 テント蚊帳、蚊帳なので十分虫除けにはなる。これを張って、その中でナーベーラーを育てようと決め、蚊帳を張るための骨組みを作り、蚊帳を張り、ナーベーラーが這う為のネットも設置して、ナーベーラーを植えた。今、順調に生育している。
     

     

 野菜の種は直播(直接畑に播く)できるものと、直播には向かないものとがある。直播に向かないものは本畑とは別の、管理しやすい場所に苗畑を設け、そこで種播きし、苗を育て、苗が大きくなったところで定植する。種には直播できるものと、直播には向かないものとがあることは何年も前から知っているが、何故そうなっているかについては未だに知らない。勉強していないのだ。努力を惜しむ農夫なのである、と反省。
 私の反省はともかく、去年まで私は、直播できる種、ビート、コスレタス、ダイコン、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、豆類などを主に栽培し、直播には向かないキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどは自家用に少量の苗を買っていた。であったが、今年はオクラの苗作りに挑戦した。オクラも直播には向かないとされている。
 ポットに3粒ずつ播いたオクラの種(去年自家採種したもの)は、その三分の二が芽生え、順調に育ち、「2、3日後には定植しよう」と思った翌日、順調に育っていたオクラの苗約30株が全て消えていた。一夜にして全てが消滅したのだ、大ショック。
 私のショックはともかく、その原因を探し、そしてすぐに見つけた。オクラのポットを並べてあるパレットの下に犯人はいた。アフリカマイマイが3匹いた。

 近所の先輩農家Nさんにそのことを話すと、
 「アフリカマイマイは太い茎も食うけど、苗の小さい内は普通の小さなカタツムリだって苗の茎も葉も食ってしまうよ」とのこと。そういえば、オクラのポットの近くには普通の小さなカタツムリも数匹いた。「他にも、カメムシやハムシなど小さな虫たちが苗を食っている可能性もあるよ」とNさんは言う。ということで、既にできているテント蚊帳の中にポットを持って行き、そこでオクラの苗作りに再挑戦、あいにく、オクラの種は3粒しか残っていなかったが、その内の2粒が育ち、定植して、今順調に育っている。
 テント蚊帳の中はしかし、蚊帳の丈が低いので、その中での作業は腰を屈めないとできない。これが疲れるし、ものを運び入れたり運び出したりが面倒。オクラの苗作りが成功し、ナーベーラーも順調に育っているので虫除けネットは有効であることは判った。で、決めた。腰を屈めなくて済む丈の高い苗畑ハウスを作ろうと。

 ハウス栽培のハウスとは一般にビニールハウスのことを指すが、私の苗畑ハウスは虫除けネットのみを張った、名付けてネットハウス。ビニールハウス内は糞暑いが、ネットハウスは風が抜けるのでそう暑く無い。ビニールハウスのように糞暑く無ければ、このオジサンでも作業はできる、体力は持つ。というわけで、ネットハウス作りが始まった。

 6月12日に着工、先ずは地面の整備から。縁石のブロックをハウスの大きさに合わせて設置し直し、整地して、防草シートを貼る。ここまでを15日に終える。
 16日以降、躯体となる鋼管パイプを設置し、天井と壁側のネットを張る。入口側のネット張りは後回しにして、内部の、ポットやパレットを置く棚を先に作る。それと、何度も失敗しているキュウリをこの中で育てるため、花壇も作った。
 当初、ハウスの高さは180センチと計画していたが、欲が出て210センチ余となった。そのため、準備していたネットが足りなくなったりして、入口作りを何度かやり直したりして、苗畑ハウス作りは25日になってやっと、一応の完成をみる。
 その後、花壇に堆肥(自然栽培を宗としているが、ハウス自体不自然なのでハウス内は使ってみる、キュウリは自家用だし、実験も兼ねて)を混ぜ、そこにキュウリネット用のネットを設置する。種蒔き用のポットは既に運び入れていたが、その内の12ポットにナーベーラーの種を播き、苗畑ハウスでの苗作りも30日には始まった。
     

     

     

     

     

     

     

 8月には秋植え野菜の苗作りにも挑戦しようと思っている。
 そうか、今は夏なんだ、台風だ、奴は農夫の努力を一遍にパーにする。ハウスも倒されてしまうかもしれない。あー、神様仏様、後生です、何とぞ、どうか・・・。

 ※注 広辞苑による。
 苗=種子から発芽して間のない幼い植物。特に、移植前の幼い植物の称。
 ハウス栽培=ガラスまたはプラスチック‐フィルムで覆った小屋の中で行う、野菜・花卉・果樹などの栽培。

 記:2015.7.1 ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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