ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

真犯人は何者?

2017年03月24日 | ガジ丸の日常

 3月6日から始めた介護施設のバイト、ご老人方を送迎する車の運転というバイト、初日、仕事を終えると早速ぐったり疲れて「何か癒し(旨いもの)が必要だな」と思ったのだが、その日は何の準備もしていなかったので、癒しは翌日に延期。
 都合の良いことに翌日火曜日は、あの美味しい豆腐の池田屋がやって来る日、「よし、癒しの為だ、高いけど先週に引き続き生湯葉を買おう、それを肴に癒しの日本酒だ」と決め、「日本酒なら七輪に火を熾して焼き魚も肴にしよう」とも決めた。
 介護施設のバイトは朝の1時間半、夕方の1時間半だけの労働で、昼間は自由時間となっている。もちろん、雨でなければその時間、私は畑仕事である。バイトの初日の、朝の送迎を終えて畑へ向かう途中、友人Oの店に寄って「運転嫌いの俺にとっては疲れるバイトだよ」と愚痴をこぼした。O夫妻としばらくユンタク(おしゃべり)することでストレスを発散できた。その上、女房のE子から冷凍の魚の干物を頂いていた。

 夕方、豆腐の池田屋が行商に来る少し前、七輪に火を熾しE子から頂いた1尾と1片の魚を焼く。少しして池田屋が来たので豆腐を買い、その島豆腐を肴に日本酒をぐい飲み1杯飲む。魚を焼き始めて20分ほども経った頃、1尾と1片の魚を裏返して、シャワーを浴び、他の肴の準備をして、裏返してから20分ほども経って、1尾と1片の魚を皿に取り、食卓に並べ、酒の肴とする。美味かった。炭の力は偉大だと思った。
 それからしばらくして縁側を覗くと、七輪の炭はまだ余力を多く残しているように見えた。せっかくの炭火、ただ灰にするのは勿体無いと思い、網の上にスーパーで買った三角厚揚げ2個を乗せた。外はもうとっくに夜、暗闇となっている。
 厚揚げを乗せて20分ほど経った頃、裏返すために縁側へ出る。ところが、七輪の上には1個の厚揚げしかない。「おかしいな、2個乗せたはずだったけど1個だったかな?俺もボケたかな?」と思いつつ、残った1個を裏返して食卓に戻る。
 それから20分ほど経って、十分に焼けたであろう厚揚げを取りに行く。ところが、七輪の上の厚揚げは消えていた。「やはり2個だったんだ、何者かに盗まれたのだ、何者かって何者だ、こんな暗い中だ鳥ではない、猫か?しかし、猫は猫舌だ、熱々の揚げ豆腐は食えないだろう?じゃぁいったい、犯人は何者だ?」と不思議に思う。
 翌朝、縁側の七輪を見ると、焼き網まで消えていた。「あー、犯人はやはり猫か、焼き網にへばりついた魚の切れ端に執着して、網まで咥えて行ったのだろう」と断定。
     
     

 畑のパパイアの実が1個、まだ熟さない内に落ちてしまった。それを縦半分に切ってみると種ができていた。十分な大きさの種だ、「これは使える、乾かして保存しておこう」と思い、畑の一角に張ってある蚊帳の中に置いた。それから2日ほども経ったか、ふと思い出して蚊帳の中を覗くと、パパイアの実は縦半分に割った形のままそこにあったが、中に多くできていた種がほとんど消えていた。パパイヤの種泥棒がいる、犯人は何者?
 犯人はその後しばらくして判明した。張ってある蚊帳はだいぶ痛んでいて、地面と接する裾の方に破れがいくつもある。たぶん、その破れから侵入したのであろう、1羽のキジバトが蚊帳の中にいた。蚊帳の中にいてパパイアの実を突っついていた。猫が厚揚げを食うについては少し疑問が残るが、ハトが種を喰うについては疑問の余地はない。
     
     

 今年(2016年)2月28日、体全体が痺れてだるいという症状に陥り一日中ベッドの中という状態となった。発熱はなく、1日寝たら翌日から起き上れたので私はそれを風邪と判断したのだが、発熱しないインフルエンザもあるということを友人から聞いて、あれはインフルエンザだったかもしれないと思い直した。
 であったが、それから数日経って「もしかしたら」と、ふと閃いて、インターネットのできる環境へ行って調べてみた。調べて、「もしかしたら」の確率は高くなった。
 2月27日、その夜の晩酌で私はキャッサバ酒を、いつもならコップの半分ほど、多くてもコップ1杯しか飲まないのだが、その日できたてのキャッサバ酒が美味かったのでコップ2杯も飲んでいた。キャッサバ芋は強い毒を含んでいるということは、以前から私は知っていた。でも、芋を炊き上げて発酵させるという段階で毒は消えると思っていた。のだが、調べると、その毒は水溶性で、熱を加えても消えないとのこと。

 体全体が痺れるという症状は生まれて初めてのこと。「こんな風邪もあるんだ」と思っていたが、そんな風邪はなく、毒物による中毒症状だったかもしれない。
 体全体を痺れさせた真犯人は本当にキャッサバなのか?証拠は?・・・と考えて実験した。またも寝込んでしまうかもしれないのでたくさんは飲めない。少し飲んでちょっと痺れが出るかどうか試したが、痺れない。もしかしたらキャッサバ毒に免疫ができているのかもしれない。となれば自分で飲んでも判らない。だからと言って他人に飲ませたら「最悪の場合死に至る」ほどの毒なので殺人、または、殺人未遂の罪に問われる。
 「さて、どうしたものか?」と考えて、閃いた。「そうだ、動物実験をしよう」と。畑近辺にいる野良犬野良猫をひっ捕まえて実験できたら、同じ哺乳類、より正確な実験結果が得られるだろうが、私もそこまで残酷ではない。畑の虫たちを実験台にした。アリ、ケムシ、ミミズ、カタツムリなど。それらをキャッサバ酒に漬けるという実験。
 アリはすぐに逃げ出してしまった。ケムシもいつのまにか消えていた。ミミズは液に漬けるとピクピクしたあと動かなくなったが、鳥か何かが食べたのか彼もいつのまにか消えていた。カタツムリは液に着けると悶えて泡まで吹いた。アフリカマイマイも液に漬けると殻に閉じこもって動かなくなった。数日後、それらは死んでいた。
     
     
 この実験結果から、私の体全体を痺れさせたのは風邪でもインフルエンザでもなく、真犯人はキャッサバである可能性が高い、ということになった。
     

 記:2017.3.14 ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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