ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

リュウキュウハギ

2017年07月16日 | 沖縄の草木:中木

 10月の中旬。岩手の平泉、花巻を訪れ、町の中、山の中を歩いた。山でも町でもいたるところにアジサイが咲いているのを見た。アジサイの花期は6月から7月、梅雨の花として知られている。10月にも咲くとは知らなかった。台風の刺激による狂い咲きなのかもしれない思ったが、そのことを土地の人に訊くのを忘れたので、詳細は不明。
 学校や民家の花壇の草花、路傍のいくつかの雑草を除くと、概ね岩手の10月は花の無い季節のようだ。咲いているだろうと期待していたハギの花も既に終わっていた。さすが北国だった。
 7、8年前に鎌倉を旅した。寺巡りをした。ほとんどの寺にたくさんのハギが植えられてあった。10月か11月頃だったか、訪れた時期ははっきり覚えていないが、その時も花の季節は終わっており、ハギの枝先には花では無く、たくさんの種子が付いていた。
 そんなわけで、私はリュウキュウハギ以外のハギの花を生で観たことが無い。若い頃からさまざまな季節にあちらこちらを旅しているので、きっと見たことはあるのだろうが、草木に興味を持ったのはオジサンという歳になってから。若い頃見たとしても、ちっとも覚えていない。

 そう言えば、リュウキュウハギでないハギを自分で育て、その花を見てやろうと思い、鎌倉の寺にあったハギの種を違う種類ごとに数個ずつ採って、持ち帰ったのを今、思い出した。おそらく家の中の書類ケースの何段目かの引き出しにまだあるはず。7、8年もの間、引き出しの奥で眠ったままのはず。薄情なオジサンに、7、8年ぶりに突然思い出されて、気まぐれに引き出しから引っ張り出されてもハギの種は戸惑うばかりであろう。忘れたままにしておこう。

 
 リュウキュウハギ(琉球萩):生垣・添景・法面緑化
 マメ科の落葉中木 分布は東南アジア、マレー半島 方言名:ハヂ
 沖縄の環境が大好きなのか、よく分枝し、成長も速い。あまりにも枝を広げ、伸ばすので、鬱陶しいと感じる時もある。が、樹冠いっぱいにつけた赤紫の花は見事。鎌倉の寺にあるハギは、ミヤギノハギ、ヤマハギといった種らしい。写真で見ると紫の花はいかにも可憐。それに比べてリュウキュウハギの赤紫は派手に感じる。花期は年に2回、3~6月と9~11月。
 職場の庭にあるリュウキュウハギ、例年だと今頃満開なのだが、今年は度重なる台風襲来のせいか、花つきがよくない。台風24号は本島に近づく前に温帯低気圧に変わりそうなので、一安心。この先、台風が来なければ、2週間後には職場のハギも満開になってくれるであろう。
 新しい枝に花芽をつけるので、花後の冬場に強剪定すると次の年の花つきが良くなる。リュウキュウハギは種子ができない。増やすときは挿し木か株分けをする。

 記:2004.10.24 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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