ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ベニトンボ

2011年05月09日 | 沖縄の動物:昆虫-トンボ目

 池畔の住人4

 この2年間、トンボの図鑑にも数回は目を通していたお陰で、その姿を記憶していたオキナワチョウトンボ、沖縄市泡瀬にある「トンボ公園」(仮称)を訪れ、その実物を見、「お-、あれはあれではないか!」とすぐに判別できた。
  「トンボ公園」を訪れたのは9月の第一週と第四週の平日、その中間に当たる17日には、鹿児島から遊びに来ていた友人Nとヤンバルドライブを楽しんだ。その途中、国頭森林公園に立ち寄る。そこには沼があり、そこでもいくつかのトンボを目にした。5、6枚は写真を撮ったのだが、風の強い日で多くはボケ(私の腕のせいかも)ていた。そんな中で、1枚だけが私の許容範囲内のボケであった。調べると、まったく運の良いことに、その1枚はこれまで写真に撮れていなかったもの。ベニトンボであった。
 オキナワチョウトンボはその見た目が特徴的なので、図鑑の写真と共に、その名前も記憶にあったのだが、ベニトンボはさしたる特徴が無い。チョウトンボは蝶のようなトンボという名前も覚えやすいが、ベニはいかにもありふれている。おそらく私は、「あれがチョウトンボだよ」と知識をひけらかすことはできるが、ベニトンボについては、この先どこかで出会ったとしても、その名前はおそらく出てこないだろう。

 
 ベニトンボ(紅蜻蛉):トンボ目の昆虫
 トンボ科 薩摩半島南部、琉球列島、台湾、他に分布 方言名:アーケージェー
 成熟した雄の腹部が紅色であるところからベニトンボという名前。雌は黄褐色。
 沖縄に生息するようになったのは比較的新しいようで、『沖縄昆虫野外観察図鑑』によると「1981年に石垣島、1982年に西表島、1983年に沖縄島で初めて採集された。」とのこと。まだ個体数が少ないのか、あるいは、池沼のある緑の多い場所にしか住まないのか、私の家や職場、実家、友人の家などのある那覇市や浦添市、宜野湾市近辺では見ることが無い。写真は国頭村立森林公園の、沼の傍で撮ったもの。
 腹長24ミリ内外。成虫の出現は3月から11月。

 記:ガジ丸 2006.11.11 →沖縄の動物目次
 訂正加筆:2011.5.8

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行

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