ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

畑小屋の野望-試練編

2014年02月18日 | ガジ丸の日常

 宜野湾の小さな畑に小さな畑小屋を作ったのは去年の春だったが、それはほんの1畳ほどの広さで、高さも180センチ位のホントに小さなもの。でも、いつかは大きな(文字的に矛盾しているが)小屋を作って見せるという思いを秘めてはいた。

 今年7月、300坪の畑を借りることになった。先ずは草刈りから始め、7月の終わり頃からは草刈りと並行して畑小屋作りも手掛けた。地主さんと顔合わせをした日に、「畑小屋を作ってもいいですか?」と訊き、「いいですよ」と承諾を得ていた。
 ちょうど旨い具合に今年の5月、金曜日の職場の社長から店前に設置されていたパーゴラを撤去してくれと頼まれ、解体し、その材料が手元にあった。
 パーゴラとは公園の休憩場所などにある壁の無い構造物。概ね柱と梁の骨組みに、屋根は格子状になっていて蔓植物などを這わせているもの。そこのパーゴラは柱が9本あり、幅約5m、奥行き約3m、高さは3~4mもあって、そのまま全部使うと畑小屋には大き過ぎる。で、柱を6本だけ使い、その分の広さ、幅は元と同じ約5mで、奥行きを約1m50cmとした。前回の小屋に比べたら約5倍の広さだ、しかも、高さは約3mもある。畑の小屋にしてはまあまあ立派な物となる。

 幅5mの内、2mほどは壁とドアを付け雨風をしのげる室内空間とし、大きめのベンチを置いて昼寝ができるようにする。残りは屋根だけの休憩場所。
 7月20日には設計図を書き終え、23日から材料の加工(寸法切り、仕口など)を始め、現場では杭を打って位置と高さを出す。27日からは基礎部分の掘削をし、基礎となるブロックを設置する。30日に材料を現場に搬入した。
     
 その後、雨の日が多かったこともあってしばらくは除草など他の作業をし、8月13日から再開。木材の塗装、20日から組立、30日には屋根板の取付けが終わる。
     
 8月25~26日、台風15号襲来。史上最強と脅された割には、沖縄島から幾分逸れたこともあって、畑小屋にはほとんど被害無し。その後、風邪を引いたり旧盆があったりしてしばらく休み。9月2日から作業再開、組立の続き。
 9月8日、壁板の大部分を取り付けたところで、9日から5泊6日の宮古諸島の旅。旅から帰ると台風16号の襲来。これはなかなか強い台風で、壁板を張って風圧を強く受けるようになったこともあり、また、十分な台風対策を怠ったという自業自得のようなこともあって、畑小屋は傾いて、10センチばかり基礎からずれてしまった。
     
 17日から傾いた小屋の修復。これは1日で済み、翌日から組立作業の再開。4ヶ所の窓を作り、取付け、ドアを作り、取付け、そして9月27日、ドアに鍵を取り付けてこれで本体は、台風16号で割れたトタンの修復、雨樋の設置を除いて概ね完成となった。
     

 その頃、台風17号が発生していたが、当初の進路予想では沖縄島に影響はなさそうであった。28日にはトタンの補修、雨樋取付けを済ませ、29日には簡単な室内のベッド兼ベンチ、物置棚、室外のベンチを作って、30日辺りには友人たちを呼んで、畑小屋完成パーティーが開けるであろうと呑気に考えていた。
 しかし、ここで、素人大工に大きな試練が訪れる。台風17号が進路を変え、沖縄島を直撃したのであった。17号は史上最強とニュースで評価されていた15号よりなお、勢力の強い台風で、しかも、沖縄島を直撃した。

 台風は、9月29日の朝から沖縄島を暴風圏に巻き込んだ。その日の朝、暴風の中を畑小屋の補強に出かけた。壁板を張り、風圧を強く受ける状態となった畑小屋の3ヶ所にロープを張って、小屋が動かないよう固定し、室内の中、室外の柱の部分にも重しを乗せていたが、柱を埋め込んでいない部分が一瞬ふわりと浮き上がるほどの風が吹いていた。それでも、埋め込み柱の部分はあまり動いていない。大丈夫だと思った。
 その後、家に帰って窓の外、暴風を眺めながらのんびり過ごす。午後1時頃まではたいした暴風では無かった。のんびりという心の余裕が無くなったのはそのあと、2時頃をピークに3時過ぎまで暴風は午前中よりずっと強かった。昔から「気を付けろ」と言われている、いわゆる「返しの風」だ。これまで私が経験した中でもトップクラスに入るほどの激しい暴風であった。「だめだこりゃあ、小屋は死ぬ」と思った。
     
     
     
 
 そして、素人大工への試練。台風が通り過ぎた30日、畑を見に行くと、小屋は元あった位置から10mも離れた場所に横倒しになっていた。屋根は本体から剥がされ、8枚あったトタンが、元の大きさのままあるのは3枚だけで、あとは行方不明。柱と柱を繋ぐ太い横木が1本折れていた。壁板も10枚以上が破損。大損害であった。
 「修復するのには最低1週間はかかるなぁ」と溜息が出た。
     

 記:2012.10.5 島乃ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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