ガジ丸が想う沖縄

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生きていれば幸運

2009年11月27日 | ガジ丸通信-社会・生活

 収入が少なく、貯金もほとんど無い、そんな私に、
 「あんた、年取るとお金がかかるよ、病気になって病院に行くことが多くなるよ、病院は只じゃないよ、年取ると一人ではできないことが増えていくよ、あんたには女房も子供もいないのよ、あんたみたいの、動けなくなったら死ぬのよ。何とか収入を増やして、貯金することを考えたほうがいいよ。」と、金曜日の職場の事務員M子が言う。

 若い頃フリーターの期間が長く、当時年金を払っていなかったので、私はこの先六十過ぎまで働いて年金を払い続けないと、老後、年金が受け取れない。したがって、あと十年近くは「病気で働けない」という状況には陥れない。運良く病気にならず、年金が貰えるようになったとしても安心では無い。収入が少ないので、貰える年金も、M子によると月7万円くらいとのこと。M子は親(金持ち)に造ってもらった持ち家があるので家賃は要らないが、私は要る。月7万円だと、おいそれと病気にはなれない。ではあるが、
 「そりゃあ、病気になるかもしれないが、ならないかもしれないじゃないか。将来不幸になることを想定して生きるよりも、年取っても俺は元気だと想定して生きている方が楽しいじゃないか。俺は、死ぬまで元気で働いている予定だ。」とM子に反論する。
 「もういいよ、あんたは、それでいいさあ。」と呆れた顔をされる。

 不幸が突然やってくるのと同じ位の確率で、幸運も突然やってくるのではないかと私は思っていた。リストラにあって職を失い、収入が途絶え、アパートを追い出され、路頭に迷うかもしれないが、しかし、リストラにあって職を失ったが、すぐに別の仕事が見つかり、そこは今より待遇が良かった、なんてこともありうるのだ。
 それが私の言う「不幸も幸運も五分の確率」ということだが、私の思う「五分の確率」はよーく考えると間違いであることに先日、よーく考えた結果、気付いた。
 職を失い、病気にもなってしまうこともありうるが、金持ちの女性に見初められて、結婚して楽な生活をおくることもありうる、それは五分五分だという私の「五分の確率」、よーく考えると、職を失ったり病気になったりすることは高い確率で起こりうるが、金持ちの(でなくても)女性に見初められるなんてことはほぼゼロの確率だ。リストラされる確率はとても高いが、すぐに待遇の良い仕事が見つかる確率は極めて低い。

  「不幸と幸運は五分五分の確率でやってくる」ということが一般的に正しいとしても、この場合の不幸が「病気になる」としたら、幸運は「病気にならない」ということだ。あるいは、「職を失う」不幸が五分としたら、「畑を耕していたら小判を掘り当てた」幸運が五分なのでは無く、「きつくて安い給料だけど、何とか職にありつけた」幸運が五分なのだ。と考えると、私の将来はけして長閑なものでは無い。上手くいったとしても、何とか元気で、汗水流してコツコツと働いているといった状況であろう。
 しかしながらだ。「何とか元気で、汗水流してコツコツと働いている」と書いたが、それなら結構なことである。それで十分なのである。生きていればラッキーなのだ。これ以上の幸運はオマケに過ぎない。たとえ私に奇跡的な幸運が舞い込まなくても、生きていれば幸運なのである。
          

 記:2009.11.27 島乃ガジ丸

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