ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ウグイス

2011年04月07日 | 沖縄の動物:鳥

 キャンプ期間中

 職場で内勤の場合は一日パソコンに向かっているので、目が疲れ、肩が凝る。私も寄る年波には勝てず、年々その疲れがひどくなり、数年前からは1時間おきに休みを取るようにしている。50分パソコン作業をし、10分休む。10分は建物の外に出て、腕を回したり、首を回したりの体操をしている。

 先月(2月)の初め頃、10時の休み時間に外に出て、いつもの場所で体操を始めようとしたら、目の前3m先のイスノキに何やら動くものがあった。見るとウグイスだった。
  それからしばらくは「声はすれども姿は見えず」が続いたが、昨日(3日)、3時の休み時間に、同じ場所にいるウグイスを発見。前回と同じく、体操を中断し、事務所にデジカメを取りに行く。前回と同じく、戻ってみるとウグイスは消えていた。
 職場には緑が多くて、メジロ、ヒヨドリ、ツバメ、シジュウカラ、シロガシラなどの鳥が集まってくる。職場の敷地内にある会長宅の庭には、キジバトの夫婦が巣をつくっている。私の住んでいるアパートの周辺も緑が多く、隣の大家の、その隣には広い原っぱもあって、職場以上に鳥たちが集まってくる。藪に潜む鳥であるウグイスも当然いる。
  ウグイスはこの時期だけでなく年中いるようだ。チョッチョッチョッという鳴き声はよく耳にする。が、姿は見えない。文献によると、冬場は民家の庭の木にもよくやって来るとあるので、姿を見る機会が増えるようなのだ。

 2週間ほど前からウグイスの声が近くで聞こえるようになった。チョッチョッチョッという地鳴きではなく、ケキョ、ケキョと聞こえる。さえずりのホーホケキョの練習をしているようだ。この時期行われているプロ野球のキャンプは、春の本番に備えた体作りである。ウグイスもまた春の本番に備えて、ただいまキャンプ中ということなのだろう。
 ホーホケキョはいわば「愛してるよ。結婚しよう。」という意味になると思うが、人間のオスにとっては20年から30年は準備を必要とするその言葉、ウグイスがホーホケキョを完成させるのにはいったい、どれだけのキャンプ期間が必要なのだろうか。

 
 ウグイス(鶯)
 スズメ目ヒタキ科の留鳥 方言名:チョッチョー
 ウグイスの名前の由来は、資料が無く不明。方言名のチョッチョーは鳴き声から。地鳴きはそのチョッチョッチョッ。春にホーホケキョとさえずる。
 沖縄に留鳥として生息しているのは亜種のリュウキュウウグイス。山地平地の林の中、ススキの草むらの中などに生息し、冬季は市街地、民家の庭にも現れる。
 全長、雄15.5、雌13.5センチ。白い腹に背中緑色(文献では褐緑色とある)の姿は、サッと通り過ぎて、瞬間的に目に映っただけでもスズメと見間違うことは無い。
 別名を春告鳥 (はるつげどり)と言う。「梅に鶯」とあるように梅の咲く頃に人家に現れる。昔の春は旧暦1月、新暦で言うと1月終わりから2月始め頃なので、その頃、京都辺りでは梅が咲き、鶯が鳴き、春が来るというわけ。
 繁殖期のさえずり、誰でも知っているホーホケキョ、本土での時期は知らないが、沖縄では3月に始まり6月頃まで続く。日本全国に分布する。
 
 ウグイス正面から
 なかなか一箇所に留まってくれないので、写真を撮るのに苦労した。

 記:ガジ丸 2005.3.4 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野鳥』沖縄野鳥研究会編、(株)新報出版発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行

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