ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

きっと優しい子供2003.12.19

2007年04月06日 | ガジ丸通信-科学・空想

 私の肩に取り付いていた2、3人の子供は、まだ1人残っているようで、その子が、どうやら優しい子供らしいという話。彼(たぶん男の子)はまた、野球が好きだったようでもある。野球が好きだからたぶん、男の子であろうと推定したのだ。
  前の文章を書いたのは先週の金曜日、その翌日の土曜日の昼下がり、図書館へ行くために家を出る。階段を降りて道へ出るとすぐに犬が近寄ってきた。向かいの家の中型犬だ。犬には(猫にも)興味が無いので、種類は分からない。犬は、私の後を付いて来る。今までそういうことが無かったので、不思議に思う。犬は吠えもせず、唸りもせず、ただ、時々私の膝裏辺りを鼻先で突っつく。「おめぇ、いったい何のつもりだ」と問うたが、私の目を見詰めたままワンとも言わない。2つ目の角を曲がるまでの約40mばかりを、一言もしゃべらぬまま犬は付いて来たのだった。
          

 不思議な思いを抱きつつ小学校の校内に入る。少し先でキャッチボールをしている父子が見えた。親は向こう側、息子は私に近い側に立っている。見晴らしの良い場所なので、父親には私が近寄りつつあるのが当然良く見えていたはずだ。ところが、子供の後ろを私が通り過ぎようとした時、このバカオヤジ(オヤジと言っても私よりきっと年下)は何を思ったのか、ボールを投げやがったのだ。また、驚くばかりの偶然で、たまたま子供がそのボールを取り損ねたのだ。投げる方向に通行人がいる場合にボールを投げる人はまずいない。子供でも投げない。まして分別ある大人なら100%いないと言ってもいいくらいだ。だから私は、ボールが飛んでくるなどとはまったく予期していなくて、行先正面の方向に目を向けて歩いていた。飛んでくるボールに気付いたのは、子供が、あっ!と叫んだ時だ。声の方向に顔を向けたら、目の前にボール。一瞬の間も無かった。ボールが私の体に当たった。軟球で、しかもワンバウンドだったので痛くは無かったが、驚いた。

 そこから図書館までの道程、歩きながら考えた。犬のことも不思議だが、ボールに当たるなんてのも滅多に無いことだ。どうしたわけだ。としばらく考えた結果、犬にも好かれる優しい子供の霊が、私の肩にまだ取り憑いたままなのだという結論に達した。その子は野球が好きで、キャッチボールがしたかったのだろう。きっと、ボールに触りたかったんだろう。生きている間に、もっともっと遊びたかったんだろう。不憫なこった。合掌。

 さらに続きがある。→『道先案内鳩2003.12.26』

 記:2007.4.6 ガジ丸

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