ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ホソジマヒラタアブ/ホソヒラタアブ

2011年06月25日 | 沖縄の動物:昆虫-双翅目(ハエ他)

 平たいアブ

 テキトーに文章を書いている私だが、このHPをどこかの見知らぬ子供たちも見ているということを知ったので、2007年の目標の一つに、「言葉を正確に認識しよう」ということを掲げた。知っていると思っている言葉や諺なども、勘違いして覚えている可能性が多分にあるので、できるだけ辞書を引くように心がけている。

 諺で、『二兎を追う者は一兎をも得ず』は「同時に二つの事をしようとすれば、両方とも成功しない。」(広辞苑)のこと。『虻蜂取らず』も、私はこれと同じ意味で使っているが、念のため、と調べた。『虻蜂取らず』は、「あれもこれもとねらって一物も得られない。欲を深くして失敗するのにいう。」(広辞苑)とのこと。両方の説明文を何度か読み比べる。似ているようで、どこか違うような。「同じ種類のものを2つ狙う」のと「違う種類のものを2つ狙う」という違い。どれくらい違う?
 二股かける場合を想定した。「見た目は不細工だが金持ち」の女を2人、同時に狙う。「見た目は不細工だが金持ち」の女と「美人だが貧乏な」女を同時に狙う。という2種の二股を想定し、両者の違いを考える。・・・違いが判った。前者は、どっちでも良く、どちらにも同じ程度努力して、努力がどちらも中途半端で、結局二人とも逃してしまう。後者は、どっちが良いか悩んで、どーしようと思っているうちに二人とも逃してしまう。ということであろうと私は認識した。果たして、この認識、当たっているかどうか。

 アブ(虻)は双翅目(ハエ目)で、ハチ(蜂)は膜翅目(ハチ目)で、『虻蜂取らず』のアブとハチは種が遠い。ホソジマヒラタアブとホソヒラタアブ、同じ双翅目で同じハナアブ科(属は異なる)。名前も似ているが、見た目もよく似ている。ホソヒラタアブの方が小さくて、より細いというだけの違い。この二つは、よって、去年までの私のテキトーな図鑑では「どっちでもいいや」ということになっていた。しかし、2007年、心を入れ替えた私である。今年からはちゃんとこの2つも別物と認識するのだ。

 
 ホソジマヒラタアブ(細縞扁虻):双翅目の昆虫
 ハナアブ科 奄美大島、沖縄島、台湾に分布 方言名:不詳
 ハナアブ科のうち、腹部が扁平なものを総称してヒラタ(扁)アブと言う。ヒラタアブの仲間は「多くは黒い体に黄色の斑紋を持つ」と広辞苑にあったが、本種もホソヒラタアブも「黄色の体に黒い縞模様がある」と言った方が正確だと私は思う。本種はその黒い縞模様が細いので、ホソシマ(細縞)ヒラタアブという名前。
 平地の林周辺に生息し、花の蜜を吸う。個体数は少ないとあったが、その出現する時期には、職場の庭で時々見かけた。なかなか止まってくれないので写真は撮り辛い。
 体長13ミリ内外。成虫の出現は4月から10月。ホバリングする。

 
 ホソヒラタアブ(細扁虻):双翅目の昆虫
 ハナアブ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに分布 方言名:不詳
 ハナアブ科のうち、腹部が扁平なものを総称してヒラタ(扁)アブと言う。本種はその平たい腹部が細いので、ホソ(細)ヒラタアブという名前。
 ハナアブ科は花の蜜に集まるからハナアブ(花虻)という名前だが、本種の幼虫は他の昆虫の幼虫やアブラムシ類などを食べる肉食性とのこと。
 草地や林周辺に生息し、個体数は多いとのことで、冬場を除いて、職場の庭でもよく見かける。止まっていることが少ないので写真は撮り辛かった。
 体長11ミリ内外。成虫の出現は3月から11月。ホバリングする。

 記:ガジ丸 2007.1.20 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行

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