ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

迷惑なテーゲー

2005年11月19日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 今朝(これを書いているのは11月18日)、午前5時前に目が覚めた。夢にうなされたのであった。夢の中で私は、奴隷のように強制労働させられていた。沖縄の読谷村にある『琉球村』を訪れた人なら見たことがあると思うが、サトウキビを搾るのに使う大きな器具がある。でっかい臼のようなもの。その臼には長い横棒がついており、その棒を回すことで臼も回る。横棒はたいてい牛がひいているが、夢の中に出てきたでっかい臼には横棒が十字に4本ついており、それぞれに人が3、4人ついて、棒を押している。そのうちの一人が私。腰が酷く重い。今にも倒れそうなほど。
 辛さで霞む目にふと、作業場の横にある土手の上で、同じ奴隷でありながらタバコをふかして休んでいるTが目に入った。
 「何やってんだアイツ」と思う。「元はと言えば、オメエのせいでこんな酷い状況になったんだぞ!」と怒りがこみ上げる。その怒りで目が覚めた。午前5時。
 前日、現場仕事に出て、肉体労働だったので腰が痛かった。で、奴隷の夢となったのであろう。同僚のTが出てきたのは、肉体労働をしている最中にTから電話があって、明日(つまり、今日のこと)出勤して、自分の仕事を手伝ってくれないか、と頼まれたからであろう。腰が痛くて疲れているのに、出勤しろってかとの気持ちであった。
 今日金曜日はガジ丸アップの日、私は忙しい。「本当に私でないとだめなのか、もう一度よく考えてくれ」とTに念を押して、電話を切る。しばらくして、「やはり必要です」との返事があったので、結果、今日もしぶしぶ出勤した。眠い目をこすりながら。
 仕事は測量。確かに面倒な場所ではあったが、私でなくてもできる仕事。面倒な分だけTに不安があって、アドバイスのできる人を望んだだけのこと。仕事が終わって、「俺じゃなくても良かったんじゃないの?本当によく考えたの?」とTに訊いた。「いやー助かりました。お陰で完璧に測量できました。」と答えをはぐらかす。
 Tはまったくウチナーンチュらしい人間(血液型B型でもある)で、いい加減な性格をしている。彼が時間を決めた飲み会でさえ、本人が一番遅れてやってくるほどのいい加減さ。だから、彼の「よく考えた」は、「テーゲーよく考えた」ということと言っていい。そのテーゲーのせいで、私の1日が潰されてしまった。ちょっと迷惑なのだが、今回はしかし、Tの仕事に対する一所懸命さの現れであるので、あまり文句も言えないのである。
 先日、道路の植栽帯の除草作業をしている現場に出会った。植栽帯の傍には刈られた雑草の他にたくさんの空き缶、ペットボトル、空の弁当箱、お菓子の袋などがまとめられてあった。草では無いそれらのゴミのあまりの多さに驚いて、ちょうど3時休みをしていた作業員に「これらのゴミは全部植栽帯から出てきたものですか?」と訊いた。「ここはまだいい方なんですよ。中央分離帯などはもっと、ずっと酷いですよ。」という答えだった。ウチナーンチュのテーゲーは、「ゴミを家に持って帰るのは難儀さあ。地球はゴミ箱さあ。どこに捨てても一緒さあ。」なのであろう。地球にとっては迷惑なテーゲーである。
 大概と書いて、ウチナーグチ(沖縄口)でテーゲーと読む。物事はあまり厳しくしなくていいさあ。だいたいでいいさあという気分。そういう気分、私は大好きである。しかしそれは、他人に厳しくしないといった良い面もあるが、自分に甘いという悪い面も多くある。テーゲーはだから、けして沖縄の美徳というだけでは無い。迷惑なことでもある。
 今朝、5時に目は覚めたが、小便をし、テレビをつけてから再びベッドに潜り込む。うつらうつらしながら時間が過ぎる。体がだるいのでなかなか起き上がれなかったのだが、めざましテレビのアヤパンの発言でぱっちり目が覚め、起き上がることができた。
 「男根の世代」と、かわいい顔してあの娘、大胆にも言いよる。「何の話じゃい!」とオジサンはびっくりして飛び起きる。すぐに隣の大塚さんが訂正する。「団塊の世代ですね」と。これが大塚さんで無く、さんまやタモリならひどく突っ込まれたはずだ。大塚さんでよかったね、アヤパン。昨夜の恋人のことでも思い出したのかなー、アヤパン? 公の電波で、プライベートな話なんて、そういうテーゲーはでも、迷惑ではないよ、お姉さん。

 記:2005.11.18 ガジ丸

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