ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

騒動買い

2010年12月03日 | 沖縄04行事祭り・生活風習・言葉

 テレビが壊れた先週金曜日、有名な電気店の折込チラシには、本日の目玉という商品が十種類ちょっとあって、それぞれ限定5台とか10台とか書いてある。購入するには整理券が必要だとも書いてある。整理券を手に入れるために、開店前の店にはたくさんの人が並ぶんだろうな、一騒動の中での買物になるんだろうな、などと思った。
 特に、年末年始になるとニュースでよく見かけることだが、東京のなんたらという店でバーゲンなんかがあったりして、バーゲン品を手に入れるためには整理券が必要だとなると、開店の何時間も前から並び整理券を得る。そして、いざ開店となったらば、我先にと店内へ流れ込み、ギャーギャー、ワーワーとなる。これを騒動買いと私は呼んでいる。
 騒動買いなんてまっぴらごめんの私は、整理券なんてまったく頭に無く、金曜日はのんびりと出掛け、のんびりと店内を巡り、品定めをして帰った。

 日曜日、実家へ古いテレビを取りに行った帰り、新しいパソコンに必要なソフトなど、いくらくらいするのかと調べに新都心の電気店に寄った。チラシのあった電気店だ。店に着いたのは開店の10分前位だった。店先には2、30人の人が集まっていて、店員が呼びかけている。「整理券はこちらです。今日が特売の最終日です」と言っている。
 私が想像していた騒動は何も起こっていなかった。店員の手にはまだ多くの整理券が残されているようだった。最初の2、30人が捌けると、整理券を貰いに来る客は、途切れることは無かったが、ボツボツとしか現れなかった。どんなに人気のあるラーメン屋でも、並んでまでは食おうとしないウチナーンチュなのだ。こんなところでものんびりしていて、整理券に殺到するなんてことは無いみたいであった。
 そんな予想外の現場状況に、私は少し慌てた。「今日の限定商品は何だ」と、店先に貼ってあるチラシを見た。14型液晶テレビ4万円。160ギガハード付きDVDレコーダー5万円などというのがあり、そして、テレビ付き、DVDマルチ付きのノート型パソコンが15万円であった。「これは安い!」と思い、前日、友人に注文したパソコンはキャンセルして、これを買おうか思った。整理券を貰いに歩きかけた。
 「ちょっと待て、落ち着け」と自分に言い聞かせて、あらためて良く考える。ノート型パソコンを家のテレビ代わりに使うとどうなる。動かすたんびにアンテナ線やら、ビデオデッキなどのケーブル線を繋げ直さなければならない。面倒だ。で、止めた。
 そうこうしているうちに、店員の手にある整理券も少なくなってきた。こんなチャンスはそうは無い。何か買って帰ろうと思い、何の整理券が残っているか店員に訊く。プリンターと電子辞書などが残っていた。プリンターは持っているので、電子辞書の整理券を貰う。開店後、特売とは思えないのんびりした店内で、電子辞書を買って帰る。
 帰りの車の中、我に返る。電子辞書って何だ?私に必要なのか?何でこんなもん買ったんだ?などと自問自答する。辞書はパソコンに入っている辞書ソフトで足りているじゃないか。どうやら私は、限定5台という台詞につられて、必要の無いものを買ってしまったようだ。そんな私のような買物のことを、衝動買い、と世の人々は呼んでいる。
     

 記:ガジ丸 2004.12.21 →沖縄の生活目次

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