ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

タマネギとシマラッキョウ

2011年03月28日 | 飲食:食べ物(材料)

 脳に良い食い物

 太極拳も気功もちょっと齧っただけだが、どちらも、体の末端の神経にまで意識を行き渡らす動きであると感じている。10分もやっていると手や足の指の先々までが暖かくなる。気がそこまで届いて、神経や細胞が活性化しているのだと思う。
 太極拳の師匠は優れた人で、彼女(若くて美人の中国人)の動きはまさに、末端の神経や細胞たちまでもが彼女の意志で動いているかのように全体が美しかった。全ての動きをコントロールする脳も、それに従う目も、息をする肺も、鼓動する心臓も、頭の先から足の先までの全てが見事に形を作る。心身による総合の成せる技だといって良い。
 若くて美人の師匠にはとても未練があったが、そのサークルをやめて、もう10年以上になる。現在、太極拳はやっていないが、整体師である友人Sに教わった気功は時々やっている。一つの姿勢を長く保つという気功。私がやっているのは仰向けに寝て、じっとしているだけのもの。楽である。でも、体に気が巡るのを感じる。
 そんな楽な気功であるが、2ヶ月ばかり休んでいた。尾?骨が痛くて、その姿勢が保てなかったからである。何故、2ヶ月休むほど尾?骨が痛かったかと言うと、自分の不注意による災難があり、尾?骨を怪我したのである。今年の2月の終わり頃の話。

 ある朝、いつも腰掛けている椅子をどけて、掃き出しの窓を開け、ベランダに洗濯物を干した。そのすぐ後、パソコン作業をするためにいつものところに腰を下ろした。しかしそこには、椅子は無かった。フローリングの床に思いっきり尾?骨を打った。とても痛かった。2ヶ月も痛みが続いたということは、おそらく骨にひびが入っていたのだと思う。だが、その痛さよりも、椅子の無いのに気付かない自分の脳味噌に不安を感じた。
 椅子の無いのに気付かないのは、視野狭窄という老化現象かもしれないが、自分で動かした椅子のことを覚えていないのは、明らかに脳の老化である。

 テレビで知ったか、本で読んだか覚えていないが、タマネギやラッキョウなどのちょっと刺激のある食物は、脳の活性化に効くと記憶している。なので、私はタマネギをなるべく多く食べるようにしている。たまたま、新タマネギの時期で、友人の脱サラ農夫のTから、先月たくさんの新タマネギを貰った。そして今、私の畑の島ラッキョウが収穫時期となっている。タマネギか島ラッキョウのどちらかを、私は毎日口にしている。
 さて、それで、私の脳が良くなったかどうかについては、今のところ不明。なにしろ、この間の私は、憑依霊が入れ替わったりして、どれが何のせいなのか、何がどう良くなったか悪くなったか、判断するのが難しくなっているからである。

 シマラッキョウ(島辣韮):野菜  ユリ科の多年生草本 原産は中国 方言名:ラッチョウ
 辣韮はおそらく漢語。辣は辣腕の辣で、辛いという意味。韮はニラ。よって、辣韮は辛いニラという意味。その通り辛味がある。辣韮を音読みしてラッキョウという名前。
 鱗茎が食用となる。概ね8~9月に植え付け、翌年春に収穫する。
 シマラッキョウの料理というと、塩漬けか天麩羅となる。沖縄の居酒屋で出されるのは概ねその2種類である。だが、シマラッキョウは煮ても焼いても、揚げても炒めても美味しいので、他にもいろいろ使える。細かく刻んでスパゲッティーにも合う。
 
 

 タマネギ(玉葱・葱頭):根菜   ユリ科の二年草 中央アジア原産 方言名:タマネギ
 ユリ科ネギ属でネギの仲間、地下の鱗茎が肥大して玉になり、そこが食用となるところからタマネギ(玉葱)という名前
 沖縄では概ね10~11月に苗を植え付け、翌年4~5月に収穫する。
 新タマネギは辛味が少なく、その分甘く感じる。よって、生で食べて美味しい。単にスライスして、ドレッシングをかけるだけでも美味しい。私はイタリアンが好み。
 
 

 記:ガジ丸 2007.5.3 →沖縄の飲食目次