ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

往年の名作・オジィの魔法使い

2016年09月23日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 私は中学から高校にかけては映画大好き少年だった。母の職場が映画館を経営する会社だったことから毎月映画招待券を貰ってきていて、そのほとんどを私が使った。
 中学生の頃には、一緒に住んでいた従姉Mが「映画音楽大全集」というLPレコード10枚(もっとあったかも)組を購入し、それも私は何度も繰り返し聴いていた。大全集には名作と言われていた映画、アカデミー賞とかカンヌ映画祭とかベネチア映画祭とかで賞を取った作品の音楽が収められていて、まだ観ぬ映画を想像しては楽しんでいた。そういった往年の名作がリバイバル上映されると期待に胸ふくらませ観に行っていた。
 『サウンドオブミュージック』、『ウェストサイド物語』、『風と共に去りぬ』、『ベンハー』、『大脱走』、『史上最大の作戦』、『真昼の決闘』、『荒野の七人』、『荒野の用心棒』、『シェーン』、『大いなる西部』、『汚れなき悪戯』、『ロミオとジュリエット』、『エデンの東』、『チキチキバンバン』など、数え上げればきりがない。
 「映画音楽大全集」のお陰で、今でも覚えていて、口ずさめる映画音楽も多くある。例えば、とこれも挙げればきりがないので止す。中学3年生の時、クラスにYという西部劇マニアの友人がいて、互いに映画のタイトルを言い、そのテーマ音楽を口ずさむというゲームをやっていた。彼とは、ロバートレッドフォードが運転する自転車の前輪の上にまたがったキャサリンロスのスカートが捲り上がって中が見えたかどうかで話が盛り上がったこともある。その映画とは『明日に向かって撃て』、音楽は『雨に濡れても』。
     

 往年の名作と評価される映画で「観てみたい」と思った映画は若い内にその概ねはリバイバル上映か、テレビの映画番組かで観ているが、オジサンとなってからは邦画を好むようになり、特に小津安二郎の淡々が好きになり、派手な洋画は好まなくなった。
 それでも、最近、懐かしい映画タイトルを見て、ノスタルジーに浸りたいという気分になることもある。ノスタルジーに浸りたいって・・・オジサンからオジィになりつるある証拠かもしれない。近くの宜野湾市民図書館には古い映画のDVDも置いてある。この3年間でたくさんのDVDを借りて、まだ観ぬ往年の名作もいくつか観ている。
 『誰が為に鐘は鳴る』、『波止場』、『そして誰もいなくなった』、『ドクトル・ジバコ』、『王様と私』、『オズの魔法使い』、『お熱いのがお好き』、『ニューシネマパラダイス』、『ジキル博士とハイド博士』、『オペラ座の怪人』、『上海特急』など。しかしながら、この中で早回しすることなくちゃんと観たのは『オズの魔法使い』だけ。
     

 それまで生きていればの話だが、10年後、私は紛う事無きオジィになっている。もしも20年後まで生きていたとしたら、なおかつ、元気に畑仕事を続けているとしたら、作物を毎日眺め、勝手に生えてくる雑草も毎日眺め、作物に集ってくる虫たちを眺め、畑にやってくる鳥や他の動物たちと挨拶を交わし続けている私はきっと、ちょっとした魔法は使えるような白髪(禿げていなければ)白髭のオジィになっているはず。
 親戚や友人達の曾孫が時々訪ねてくる。オジィの魔法使い(私)は、畑のエダマメを少し収穫して、それを手で握りしめる。数分後に手を開くとエダマメは焼き上がっている。子供達はそれを見て「すごいぃ!」と言い、エダマメを食べて「美味しいぃ!」と言う。なんていう妄想もしたが、『オズの魔法使い』は今も紛う事無き名作だと思った。
     

 記:2016.9.23 島乃ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« お国の為とは言えど | トップ | トロパ »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。