ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オオバギ

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 「手首を捻ったりして、手首から肘にかけての内側が痛むことはある」と友人の整体師から電話があった。先々週の雑談「寝相の悪いドジ野郎」を読んで、半身不随の不安を持った私を気遣っての「大丈夫だぜ」助言だった。
 ノーテンキな私は、じつは、彼に言われる前から「大したことは無かろう」と思ってはいた。それでも、信頼する整体師からのお墨付きを頂いて、なお安心する。ありがたいこった。持つべきものは友、といったところであろう。
 右手が使えなくなった時、一番困ったのは、雲子の後、尻を拭く時。ヲシュレットでも無ければ、洋式トイレでさえも無い我が部屋のトイレ、トイレットペーパーをくるくる巻いて、それを左手に持って、左手で拭く。きれいに拭けたかどうか不安が残る。

 以下、2008年11月、訂正加筆。
 オオバギの方言名はチビククヤという。オオバギの葉が昔、雲子の後のお尻を拭くのに使われたことからきている、のかと思ったが、宜野湾市のTさんから「お尻を拭いたのはユーナ」との指摘があった。調べたところ、Tさんの言う通りであった。
 では、チビククヤとはなんぞや?となって、考察、及び実験してみた。で、私なりの結論を出した。長い文となったので、それは別項。→記事(お尻を拭くもの)

 以下、2013年8月、訂正加筆。
 過日、南風原黄金森公園を散策した。ところどころに樹木札があり、その中には方言名の由来を記してあるものがあり、オオバギの方言名チビカタマヤーガサの由来もあった。それによると、「方言名のチビカタマヤーガサは、この葉でお尻を拭くと葉の表面にある粘液が肌につき、お尻(チビ)をくっつけてしまう(カタマヤー)ことから名づけられたようです」とのこと。であれば、チビククヤもおそらく同じことで、ククヤは「結ぶ、括る」という意のククユンにerが付いて「結ぶもの、括るもの」となる。
 
 オオバギ(大葉木):公園
 トウダイグサ科の常緑高木。原産分布は沖縄、台湾、他。方言名:チビククヤ
 高さは5m前後で大木とはならず、また、自然に傘状樹形となるのだが、民家の庭ではあまり見かけない。花もさほどきれいでは無く、山や野原に自然に生えてくるありふれた植物なので、わざわざ庭に植えるほどのものでは無いのだろう。丈は低いが、枝が横に広がり、木陰を作ってくれる。沖縄で木陰は大事。公園などに植栽されている。
 陽光地を好み、成長は速い。観賞価値は低いが開花期は3月から5月。
 方言名は別にチビカタマヤーガサともある。上述したようにチビはお尻、カタマヤーは固まるという意。ガサは皮のことだが、元はカーサと言い、木の葉の、特に幅の広いものも指している。チビカタマヤーガサはよって、お尻を固める木の葉ということ。
 幅の広い木の葉に食物を盛ったり、あるいは包んだりするのは多くあり、倭国ではホウノキの葉、朴葉や、笹の葉、桜葉、柏葉などが有名。沖縄ではサンニンガーサ(ゲットウの葉)が餅を包んで、ムーチーの行事で活躍する。
 
 花
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2005.10.1 →沖縄の草木目次
 2008.11.15訂正加筆

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行

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