ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

父の想い

2010年07月30日 | ガジ丸通信-その他・雑感

 先週水曜日にやっと、アパートの私の部屋の修理が始まった。大家が「一週間では終わるよ」と言っていたのに、その日で既に三週間が過ぎていた。三日後の土曜日の午後、アパートへ工事の進捗状況を見に行った。大工さんが二人、ちょうど三時休みを取っていたので、詳しく話を聞くことができた。「来週火曜日には終わるよ」とのこと。工事そのものは確かに、大家の言った通り一週間の仕事のようであった。
 大工さんの仕事が終わると畳屋さんが入る。でもたぶん、畳屋さんは既に畳の寸法を測り、準備はしていると思われるので、翌水曜日には畳も入っているはず。ではあるが、アパートで生活を再開するのは日曜日(8月1日)からとした。その前日の土曜日に、実家でちょっとした宴会を予定しているからという大きな理由があり、その他、実家の整理整頓、掃除がまだ少し残っていて、それを終えてからという理由もある。

 土曜日に予定している宴会は、実家の屋上の片づけを手伝ってくれた人たちの慰労会のようなもの。手伝ってくれた人に元同僚のMMとMTがいるので、ついでにもう一人の元同僚OMと現同僚OSさんと元アルバイトのSKさんを呼んで、職場仲間の飲み会も兼ねる予定。メンバーは他に、鉢物の処分を引き受けてくれた水道工事会社社長のGさん。
  屋上の片付けは主に、父が育てていた植物の処分であった。大小50鉢ほどあったが、そのうち小さなもの約20鉢は、その日までに友人知人に持って行って貰っていた。残りは30鉢ほどだが、大きい物は肉体労働者二人でやっと持てるほどの大きさ、一人で持てない物はその他にも3鉢あり、鉢が割れていて持ち辛いものもいくつかあった。
 屋上は三階建ての屋上、そこから重い物を階段を使って運ぶのは重労働であり、時間がかかる。ということで、トラッククレーン(トラックにクレーン装置が付いている建設機械)を頼んだ。クレーンで鉢物を吊り上げて、そのまま荷台に載せる。吊り上げて載せるを10回ほども繰り返して、屋上の植物全てが片付いた。
          

 50鉢もの植物全てを友人知人にあげたり、処分したわけでは無い。その花の咲きっぷりの見事さから父が自慢していたアデニュームの大鉢、父が繁殖させるのを楽しんでいたらしいミカンの木(たぶんカーブチー)は、10鉢以上もあったが、そのうちの3鉢、そして、ちゃんと実の付くビワの木の1鉢、計5鉢は私が所持することにした。
  50鉢の中には、「何でこんなものを父は育てていたのだろう」と思う物も多かった。そう言えば、生前訊いたことがある。「あれは、鉢植えには向かない木だぜ」とか、「利用しないなら邪魔になるだけだぜ」などと進言したことがある。父の答えは「もうそこにあるんだから、あってもいいさあ」であった。植物という生き物がそこに生きているというだけで、父は楽しんでいたみたいだ。そう言えば、2階のベランダや1階の駐車場には計10鉢以上のカネノナルキがあった。カネノナルキは簡単に増やすことができるので、増やしていく作業や、増えていくのを見ることが父の喜びであったのだろう。
 父の、そういった想いのこもった植物たちではあったが、息子はあっさり捨てる。それについては、父の入院中に父の了解を得ている。屋上の鉢物全てに水遣りをするのは、特に真夏はきつい仕事だ。私はともかく、従姉たちには無理強いできない。そう言うと、父も肯いてくれた。「みんなに迷惑がかからないようしてくれ。」とのことだった。
          

 記:2010.7.30 島乃ガジ丸

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