ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

絡みつくしがらみ

2008年11月21日 | ガジ丸通信-政治・経済

 先週の平日、昼休み、家に帰って昼飯を食い、職場へ戻る途中、大通りへ出たら前を選挙カーが走っていた。先週は那覇市長選の真っ只中、那覇市会議員補欠選挙も同時に行われていて、選挙カーはあちらこちらで頻繁に目にする。すぐ前を選挙カーが走っていても何も不思議は無い。現に、今回もこの時が2回目であった。
 選挙カーは概ねゆっくり走る。昼飯を食って職場へ戻る私は、ギリギリの時間に家を出るので、概ね急いでいる。前回は急いでは無かったのだが、その時の候補者は「ご迷惑をおかけしています。お先へどうぞ。」と言って、車を左に寄せた。なので今回も当然、前を走る選挙カーが同じようにするものと私は思った。
 ところが、その選挙カーは図太いのであった。左に寄せる十分な広さのある道になっても、候補者の名前を連呼し続け、ゆっくり走っているのであった。
 「なんて野郎だ!その傲慢さで、ぜひとも1票をお願いしますなんて、よく言えるもんだ。ふんぞり返って『1票頼むわ』って言ってるようなもんだ。こんな野郎には絶対、俺の1票はあげないぜ。」と私は誓ったのであった。

 その翌日、私は期日前投票をした。期日前投票は初体験である。期日前投票が好きというわけでも無く、投票日の日曜日が忙しいというわけでも無い。社長に頼まれたのだ。就業時間に、会社の車を使っていいから、とまで社長に言われたんじゃあ断れない。
  その社長は、下請けの仕事を多く貰っている大手企業(特定の候補者を応援している)から、「社員に期日前投票させろ」と命令されている。もちろん社長は、特定の候補者に投票するようになんてことは言わない。うちの社長はそれほど傲慢では無い。
 たとえ、「○○に入れろ」と依頼されても、実際に誰に入れるかは個人の勝手である。100人が期日前投票をしたって、100人が依頼された候補者名を書いたかどうかは不明だ。なので、私には「社員を期日前投票させろ」という意図が解らない。
 ただ、社員は社長に頼まれ、社長は大会社に命令され、という図式が、社会と政治の未熟さを露呈しているようで、何となく嫌な気分になる。しがらみという糸が絡み付いて、行きたい方向へ行けない。そんな不自由さを感じる。

 大手企業の応援する候補者は、上述した、ゆっくり走り続けて道を譲らなかった選挙カーの候補者だ。「絶対入れてやらない」と私が誓って、そうしたのだが、当選した。まあそんなもんだろうとは思う。まだまだ沖縄は(たぶん日本全国も)しがらみ社会だ。
          

 記:2008.11.21 島乃ガジ丸

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