ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

のまんじゅう

2011年03月25日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 首里の有名な饅頭2

 ”やぶれまんじゅう”は好きで、子供の頃から食べており、よく知っている。”山城まんじゅう”は好物では無かったが、首里高校のすぐ近くにあり、私の通学路にあり、ほぼ毎日その店の前を通っていたので、よく知っている。つい最近まで私は知らなかったのだが、もう一つ有名な饅頭が首里にあった。”のまんじゅう”という。
  今年の春、社長の知人が職場にやってきて、”のまんじゅう”を袋いっぱい土産に持ってきた。その1個を頂いた。首里に住みながらも私には初体験の”のまんじゅう”であった。表に朱書きで”の”の字が書かれてある点と、サンニン(ゲットウ)の葉で包まれている点を除けば、コンビニで売られている中華まんのアンマンと見た目も味もほぼ同じ。私の好きな粒餡がたっぷり入っていて、まあまあ美味しく頂いた。
      
 訊けば、”のまんじゅう”を売っている店は職場から近いとのこと。歩いて5分ほどの距離だそうな。HPで紹介しようと思い、先日、その店へ出かけた。
  「首里名物のまんじゅうのまんじゅうください」と注文するとややこしいだろうな思いつつドアの前に行くと、先客が3人いた。20個を買い、10個を買い、三人目も10個を買った。1個で良かった私だが、それを見て「1個ください」とは言えなくなった。2個注文する。「のを入れますか?」とお姉さんが訊く。できたての饅頭は白いままで、客が好めば”の”の字を書き入れるようだ。「はい」と私が答えると、お姉さんは筆を取り、食紅(たぶん)をつけて、さっと”の”の字を書いた。達筆であった。
 店を出た後に、「首里名物の饅頭、”のまんじゅう”ください」って言うのを忘れたことを思い出したが、次にしようと決めて、家に帰り、早速食べる。さすがに出来立ての熱々は美味しかった。美味しかったが、大きいので1個が私には限度だった。
      
 のまんじゅう
 「首里名物のまんじゅう」とタイトルのあるちらしに、「おいしい召し上がり方」が書かれてあり、その下にまんじゅうの由来という文字が見える。読むと、「昔から沖縄では祝い事にのを書きのしの代わり縁起物として重宝されています。また白色は法事用に使用しています。」とのこと。饅頭の由来というより”の”の由来を書いているようだ。
 そのチラシの下段には店の名前が書かれてある。店名は「首里名物ぎぼまんじゅう」が本名らしい。ぎぼは地名の儀保。今は首里久場川に店を構えているが、元は首里儀保にあったようだ。終戦直後に開いたというから、創業60年ほどの歴史がある。

 記:ガジ丸 2006.9.4 →沖縄の飲食目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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