ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

養老会

2007年12月07日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 養老会という会がある。30年以上も前に発足し、今も続いている。メンバーは高校の同級生で、居酒屋の「養老の滝」で飲み始めたことからその名前となっている。
 先々週の土曜日、その養老会の忘年会があった。毎年恒例というわけでは無い。若い頃は年に何度か集まっていて、いつが忘年会だったかも覚えていないくらいだが、オジサンという歳になってからは2、3年に1回、気が向いたら集まるといった程度となっている。気が向いたら集まるのが年末なら忘年会、年明けなら新年会となる。

 我々が高校生の頃、沖縄に倭国風の飲み屋、つまり、日本酒や倭国風の肴を置いてある飲み屋は少なかった。当時、炉端焼き屋というのが流行って、そういった店が何軒かあったが、そういった店はしかし、貧乏人には少々高くて、行くことは滅多に無かった。倭国風の飲み屋で、貧乏人でもある程度安心して飲める店が養老の滝であった。
 養老の滝には当時、沖縄ではあまりお目にかからない食い物があった。牡蠣鍋、わかさぎフライ、ホッケなどを私はそこで初めて食した。美味いと思った。日本酒もトライしたが、それは残念ながら私の口には合わなかった。当時の日本酒は紛い物(というと少しきつい言い方かもしれないが)がほとんどで、まともな日本酒に醸造用アルコール、糖類などを混ぜたものだった。甘ったるくて飲めなかった。
 現在、沖縄にはたくさんの倭国風居酒屋がある。沖縄にいながらにして北海道から九州までの肴を食うことができる。また、倭国風居酒屋でも、その多くは沖縄料理も置いてある。アジア系、ヨーロッパ系の食い物を置いてある店もある。飲み物の種類も豊富で、旨い日本酒を置いている店も多い。旨い日本酒の好きな私には良い時代である。

  さて、その日の飲み会、養老会という名前であるが、会場は養老の滝では無く、別の、倭国資本の、倭国風飲み屋のチェーン店。養老会という名前であるが、メンバーは皆、まだ老人では無い。老年にはまだたっぷり時間のある中年オジサンたち。老年にはまだたっぷり時間はあっても、日頃の不摂生からか、体のあちこちに不具合のあるオジサンたち。血圧が高いの、高血糖だの、といった話となる。お互いの髪の毛の薄さや、白髪の多さを比較したりして、若かりし頃を懐かしむ話となった。
 あと10年、あるいは15年もすれば我々も老人と呼ばれるようになる。その時には名実共に養老会となる。その時もまた、お互いに健康の不安を訴え、頭髪の薄さ、頬肉のたるみを互いに笑い、若かりし頃を懐かしむのであろう。生きていればの話だが。
          

 記:2007.6.22 島乃ガジ丸

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