ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

カエンボク

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 良妻(であるかどうかは亭主に確かめていないので不詳だが)賢母(は、その子供たちを見れば明らか)の友人Iさんが“おにぎり屋”を始めた。米、海苔、その他の材料を安全にこだわった特別仕様。味も良いので、その店の紹介をしたいのだが、これは後日。
 その“おにぎり屋”の真向かいは小学校となっている。私の母校である。小学校の東隣は幼稚園、その隣は小さな児童公園となっている。そこにカエンボクの大木がある。カエンボクは時期になると、樹冠いっぱいにオレンジ色の花をつける。花はその色と形が燃える炎のように見える。で、カエンボク、漢字で書くと火焔木という名。

 10年以上前、まだ実家に住んでいる頃、私はたびたびそこを通っている。でも、燃える炎には気付かなかった。とても目立つというのにまったく気付かなかった。また、今は近くの石嶺図書館を利用しているが、その頃は与儀の中央図書館を利用していた。中央図書館にもカエンボクの大木があるらしい。でも私は、それにもまったく気付かなかった。もしかしたら10年前までは、二つのカエンボクともに無かったのか、あるいはまた、
 あるいはまた、カエンボクは樹冠に花をつける。大木なので樹冠はずっと高い位置にある。しかも、花は上向きにつける。その頃収入が少なくて、親に「ごくつぶし」と罵られていた私は、歩くときもトボトボと歩き、夢いっぱいの若者のように上を向いて歩く、なんてことがあまり無かったのかもしれない。だから、見上げなければその存在に気付きにくい、高い位置にあるオレンジ色の燃える炎を認識できなかったのかもしれない。
 
 カエンボク(火焔木):公園
 ノウゼンカズラ科の常緑高木。原産分布は熱帯アフリカ、他。方言名:無し
 紅色の大きな花が炎のように見えるので火焔木という名。炎のような花はまた、チューリップに似ているので英語名はAfrican tulip treeとなっている。高さ20mになる大木で、花はその大きな木の樹冠につける。上向きの花なので、高い梯子の上からでないと咲き誇る花の写真を撮るのはなかなか難しい。開花期は3月から8月。黄色花もある。
 陽光を好むが強風には弱い。成長が早く枝を多く伸ばすので、台風時の枝折れ、倒木には気をつける。英語名がそのまま別名となってアフリカンチューリップ。
 
 花1
 
 花2

 記:島乃ガジ丸 2005.3.14 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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