ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

克己の人

2014年11月21日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 今週はいろいろ思いが及ぶニュースがいくつかあった。先ず、沖縄県知事選、衆議院解散等の政治関連。沖縄県知事選について思うことが10あるとすると、衆議院解散について思うことは2~3程度なので、沖縄県知事選については別項の『深刻問題に微かな光』で少し書いた。衆議院解散については、・・・一言だけここで書いておくと、
 消費税値上げを延期するから「それで良いかどうか国民に信を問う」と総理は仰っていたが、当初から「消費税を値上げするかどうかは経済状況を見て判断する」という条項があったのだから、「経済状況を見て値上げ延期を決めた」は何の約束違反でも無い。よって、国民に改めて信を問う必要は無かろう、と私は思った。

 沖縄県知事選、衆議院解散、畑に待望の雨、腰も肘も手首も膝も肩も痛いなどより私にとってはもっと大きなニュースが今週はあった。沖縄県知事選について思うことが10あるとすると、それについては20くらいある。そのニュースとは、高倉健他界。

 高倉健、もしもなれるのであればこんなオジサンになりたい、こんな爺さんになりたいと私が常々思っている人であるが、高倉健の映画を私はさほど観ていない。任侠もの、網走番外地とか知っているし、観たこともあると思うが、観たのは子供の頃だったと思うのでよく覚えていないし、そもそも私は任侠ものというのがあまり好みで無い。
 大学生の頃に観た『幸せの黄色いハンカチ』はよく覚えている。これも大学生の頃だったか、『八甲田山』も観ている。広末涼子が娘役だった『ぽっぽや』は、内容はうろ覚えだが観ている。ビデオテープで『ホタル』も観ている。憧れている割にはこの程度。映画そのものを観る機会が少ないので、しょうがない。

 それらの映画から観た私の高倉健像は、渋い、照れ笑い、寡黙、忍耐、包容力、不言実行、侍、克己、真っ直ぐ、自分に厳しく他人に優しい、弱きを助け・・・の人。
 ちょっと逸れるが、克己(こっき)、友人のOはこれを「かつゆき」と読み、同級生の名前としか思わないので念のため説明すると、「おのれにかつこと。意志の力で、自分の衝動・欲望・感情などをおさえること」(広辞苑)という意味。高倉健は正しくそれ。
 映画『八甲田山』の1シーンで、洞窟の中でじっと立っている兵隊の中の、高倉健の立ち姿を思い出す。真っ直ぐ立って、真っ直ぐ前を見て、真っ直ぐ歩く人だ。

 畑の土ほぐしという、とても難儀で時間もかかる作業をしている時、作業中私は何度もやってきた後を振り返り、「まだこんだけか」と嘆き、やるべき先を見ては「まだこんなに」と嘆いた。未熟者と反省する。高倉健ならきっと、目の前のやるべきことを黙ってやり、作業を終えたら静かに立ち、汗をぬぐうだけだろう。あー、私もそうありたい。
 高倉健、克己の心で、真っ直ぐ立って、真っ直ぐ前を見て、真っ直ぐ歩く人。大地に一人でしっかりと立っている人、孤高の人。私もそうありたい憧れの人。
 高倉健、長く独身だったが、かつて江利チエミと結婚していたことを覚えている。高倉健、享年83歳。2014年11月10日に逝く。私の母の命日10月18日、父の命日5月13日と共に、これは自分を叱咤する日として覚えておこう。
          

 記:2014.11.21 島乃ガジ丸

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