ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オキナワモズク

2011年03月18日 | 沖縄の飲食:食べ物(材料)

 海のモズクとなりにけり

 オキナワモズクのフコイダン含有量は、九州以北に産するモズク(イトモズク)の約3倍、コンブの約5倍と言われている。フコイダンとは何?どういうふうに健康にいいの?などといったことはよく解らないが、南西諸島特産のオキナワモズクが、日本国民の健康の役に立っているのかと思うとちょっと嬉しい。スーパーの店頭に生モズクが出回る頃、いわばオキナワモズクの旬の頃になると、週に1回は私の酒の肴にもなっている。

 2月の終わり頃だったか、モズクが旬だと聞いたので、スーパーへ生モズクを買いに行った。店には生モズクと書かれてあるパックが売られていた。買う。
 パックにはモズク用のたれも付いていた。モズクをさっと水洗いし、たれをかけ、おろし生姜を少し加えて、口の中へガっと放り込む。・・・死ぬかと思った。
 口の中に放り込んで二口ほど飲み込んだ後、強烈な刺激があった。それはワサビよりカラシよりもずっと強烈な刺激であった。昔、海水浴に行って、よく海の水を飲んだものだが、その海水よりもはるかに塩辛いものを口に入れ、いくらかは飲み込んでしまった。塩そのものを大量に口に入れたような感じ、・・・死ぬかと思った。
  パックの表には生モズクと書かれてあったが、スーパーの担当者が塩モズクと間違えてしまったのだろう。塩漬けのモズク、しょっぱいわけなのだ。 死ぬかと思った私は、口の中に残ったモズクを吐き出し、水を大量に飲む。普段、血圧を気にしていて、塩分の取り過ぎにも注意していたのだが、たった2口で1週間分くらいの塩を取ってしまったかもしれない。これで健康を害したら、スーパーへ損害を求めることができるだろうか、死んでしまったら、スーパーは過失致死罪だろうかなどと考えた。
 器に残っていたモズクは塩抜きして食ったが、私の口から吐き出された海のモズクは、流しのパイプから下水溝を流れ、海の藻屑となりにけり、となったであろう。
 
 オキナワモズク(沖縄水雲・沖縄海蘊)
 ナガマツモ科の褐藻類。奄美大島から西表島の海域に分布。方言名:スヌイ
 モズクというと沖縄では主にこの種を指すが、いくつかの文献を見ると、モズクという海藻は別にあるようだ。それは九州以北に産し、ホンダワラ類という藻に着生する、藻に付くからモヅク(藻付く)という名になったらしい。
 オキナワモズクは藻に着生しないが、モズクに似ているのでモズク。オキナワモズクをフトモズク、モズクをイトモズクという別称があるように両者は太さが違う。ので、食感も違う。が、しかし、最も大きな違いは両者の属する科。モズクはモズク科でオキナワモズクはナガマツモ科とのこと。オキナワモズクはフコイダンの含有量が多いらしい。
 
 
 

 記:ガジ丸 2005.6.21 →沖縄の飲食目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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